じゃがいも 馬鈴薯 Potato

  • じゃがいも

    じゃがいも

  • 男爵

    男爵

  • メークイン

    メークイン

  • とうや

    とうや

  • 十勝こがね

    十勝こがね

  • デジマ

    デジマ

  • タワラヨーデル

    タワラヨーデル

  • タワラムラサキ

    タワラムラサキ

  • タワラポラリス北極星

    タワラポラリス北極星

  • スノーマーチ

    スノーマーチ

  • スタールビー

    スタールビー

  • シンシア

    シンシア

  • ジョアンナ

    ジョアンナ

  • レッドムーン

    レッドムーン

  • トヨシロ

    トヨシロ

  • レッドカリスマ

    レッドカリスマ

  • マチルダ

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  • ホッカイコガネ

    ホッカイコガネ

  • 紅丸

    紅丸

  • ベニアカリ

    ベニアカリ

  • 普賢丸

    普賢丸

  • ピルカ

    ピルカ

  • はるか

    はるか

  • ノーザンルビー

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  • ニシユタカ

    ニシユタカ

  • ドラゴンレッド

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  • シャドークイーン

    シャドークイーン

  • ジャガキッズ・パープル

    ジャガキッズ・パープル

  • コロール

    コロール

  • こがね丸

    こがね丸

  • グラウンドペチカ

    グラウンドペチカ

  • きたかむい

    きたかむい

  • キタアカリ

    キタアカリ

  • インカルージュ

    インカルージュ

  • インカのめざめ

    インカのめざめ

  • インカのひとみ

    インカのひとみ

  • アンデス赤

    アンデス赤

  • アポリン

    アポリン

  • アイノアカ

    アイノアカ

  • サッシー

    サッシー

  • さやあかね

    さやあかね

  • さやか

    さやか

  • ジャガキッズ・レッド

    ジャガキッズ・レッド

  • タワラマゼラン

    タワラマゼラン

  • アイノアカ

    アイノアカ

  • シェリー

    シェリー

  • さやクイーン

    さやクイーン

  • じゃがいも

    じゃがいも

  • じゃがいも(成長途中)

    じゃがいも(成長途中)

  • じゃがいも(花)

    じゃがいも(花)

  • じゃがいも(花)

    じゃがいも(花)

  • じゃがいも

    じゃがいも

  • じゃがいも

    じゃがいも

  • じゃがいもの実(食べる部分ではありません)

    じゃがいもの実(食べる部分ではありません)

基礎データ DATA

ジャガイモの旬(出回り時期)

※これはジャガイモの出回り量の割合をグラフ化したものです。農林水産省統計 年間卸売総量(2015年)を参考にしています

ジャガイモの概要

じゃがいも(収穫風景) じゃがいも(掘った状態)

現在、日本で最も栽培されている野菜はじゃがいもです。2009年の出荷量は約200万トンもあります。

じゃがいもは土の中で成長するので「根っこ」だと思っている人もいるかもしれません。じつはじゃがいもは「地下茎(ちかけい)」という茎にデンプンがたまって肥大化したものです。同じイモ類でもさつまいもは根っこに該当します。

「馬鈴薯」という漢字は、本草学者の小野蘭山が著書に記したのが始まりです。しかし、当時中国ではじゃがいものことを馬鈴薯とはいわず、小野蘭山が別の芋類とじゃがいもを同一と考えて記したといわれています。それが訂正されないまま現在でも使われ続けているというわけです。

ジャガイモの歴史

じゃがいも(成長途中) じゃがいも(葉) じゃがいもの花

じゃがいもの原産地は南米のアンデス高地で、紀元前から食べられていたといわれています。16世紀にスペイン人によってヨーロッパに伝わり、17世紀になって栽培が開始。19世紀初めにヨーロッパ全域に定着しました。

日本へは1600年前後にオランダ船によって長崎に渡来。そのときの船の出港地がインドネシアのジャガトラ(現在のジャカルタ)だったことから、「ジャガタライモ」→「ジャガイモ」と呼ばれるようになったといわれています。日本に伝わった当初はサイズが小さく味も悪かったため、おもに観賞用でしたが、高野長英がじゃがいもの有効性と栽培の奨励を「救荒二物考」(1836年)に著したことから普及しはじめました。

明治時代後期になると北海道で本格的に栽培が行われるようになりますが、その足がかりとなったのが有名な「男爵いも」です。男爵いもは、当時の実業家・川田龍吉男爵が外国から導入した「アイリッシュ・コブラー」という品種で、その質の高さから人気が広まり普及しました。

ジャガイモの見分け方(選び方)

見分け方

皮がなめらかで薄く、ふっくらとして重みのあるものを選びましょう。大きすぎるものは中が空洞になっていることがあります。芽が出ているものや、皮が緑色になっているもの、またシワがあるものは避けましょう。

ジャガイモの保存方法

新聞紙や紙袋で包んで風通しのよい冷暗所で保存します。日光に当てると皮が緑色に変色し、有毒物質のソラニンが発生することがあるので注意してください。梅雨や暑い時期は新聞紙に包み、それをさらに乾燥しないようポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存してもよいでしょう。

じゃがいもを冷凍すると、凍った水分が膨張して細胞を破壊し、解凍したときにスカスカになってしまいます。どうしても冷凍したい場合は、ゆでてからマッシュ状につぶし、ラップに平たく包んでから冷凍するとよいでしょう。サラダやコロッケなどを作る際に役立ちます。

ジャガイモの食べ方

煮物、揚げ物、スープ、焼き物など

じゃがいもの芽や緑色に変色した皮には「ソラニン」という毒素が含まれていますので、調理する際にはきちんと取り除くようにしましょう。ソラニンを多く摂取すると下痢や腹痛、吐き気などの中毒症状が起こります。

じゃがいもを切ってそのまま置いておくと切り口が褐変するので、切った後はすぐ水にさらしましょう。

肉じゃがやカレー、シチューなどに入れる場合は、最初に60~70度付近の温度で10分程度ゆでると煮崩れが起こりにくくなります。

ジャガイモの栄養と効能

水煮:ビタミンC(21mg)、カリウム(340mg)

注目成分

クロロゲン酸

期待される効能

風邪予防、がん予防、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防

ビタミンCが比較的多く含まれているので風邪予防や美容に効果が期待できます。じゃがいものビタミンCはデンプンに守られているため加熱しても失われにくいのがポイントです。また余分なナトリウムを排出させる作用のあるカリウムが豊富で、高血圧予防によいとされます。

じゃがいもの皮にはポリフェノールの一種「クロロゲン酸」が含まれています。クロロゲン酸には抗酸化作用があるといわれています。

ジャガイモの種類

男爵

男爵

じゃがいもの代表品種で、ゴツゴツとした丸みのある形をしています。目はやや深く、果肉は白っぽくてデンプン質が多いため、加熱するとホクホクとした食感になります。やや煮崩れしやすいので、煮物よりは粉ふきいもやマッシュポテト、コロッケなどに調理するのがおすすめ。明治時代に日本に導入され、国内でじゃがいもが普及するきっかけにもなった品種です。

メークイン

メークイン

くぼみの少ない長卵形で皮がむきやすいのが特徴。果肉は淡黄色で粘質です。煮崩れしにくく、加熱するとなめらかな食感になりカレーやシチュー、ポトフなどの煮物に向いています。メークインはイギリス生まれで、大正時代に日本に導入されました。イギリスの行事「五月祭」の「女王」にちなんで「May Queen」と名付けられたそうです。

キタアカリ

キタアカリ

「男爵」を改良した品種で1987年(昭和62年)に命名登録されました。やや扁平な球形で、皮は白っぽい黄色でやや粗め。果肉は少し黄色がかっています。男爵よりも甘味があり、ホクホクとした粉質で、コロッケやポテトサラダなどに適しています。火の通りが早く、男爵よりも煮崩れしやすいので調理する際には気をつけましょう。

インカのめざめ

インカのめざめ

2001年(平成13年)に命名登録された比較的新しい品種。ショ糖が多く含まれていて甘味が強く、栗に似た濃厚な風味があることから人気が高まっています。外観は卵形で皮は黄褐色でなめらか。果肉は濃い黄色でやや粘質、口当たりがよくホクホクとした食感もあります。煮崩れしにくいので煮物でもOK。ポテトチップスやフライドポテトなど揚げ物にも向いています。最近ではインカのめざめを改良した「インカのひとみ」という品種も登場しています。

とうや

とうや

育成地の北海道にある「洞爺湖(とうやこ)」から付けられ、1992年(平成4年)に命名登録されました。球状で黄褐色の皮はやや粗く、目は浅めで皮がむきやすいのが特徴です。果肉はやや粘質で黄色く、煮崩れしにくいので煮物に最適。ポテトサラダにも向いています。

デジマ

デジマ

1971年(昭和46年)に命名登録された比較的古い品種で、暖かい地域での栽培に向いています。交配は北海道でされましたが長崎で育成されたことから「出島」にちなんで「デジマ」と名付けられました。肉質は粉質と粘質の中間程度ですが、煮崩れはやや少なく、肉じゃがや煮物はもちろん、フライドポテトや粉ふきいもなどさまざまな調理に使えます。またデジマは「新じゃが」として出回ることが多く、皮が柔らかいので皮ごと調理することも可能です。

ニシユタカ

ニシユタカ

ニシユタカは春と秋に「新じゃが」として流通しているじゃがいものひとつ。「デジマ」を親に長崎で育成され、1978年(昭和53年)に命名登録されました。皮は薄い黄色で果肉は淡黄色。やや粘質で甘味があり、火の通りは遅いですが煮崩れしにくいのでカレーやシチューなどに最適です。新じゃがは果肉がみずみずしく、皮が薄いので皮ごと食べられます。

シンシア

シンシア

フランスで育成された楕円形のじゃがいも。皮は白味のある黄色でつるりとしていて皮がむきやすく、果肉は淡い黄色をしています。煮崩れしにくい粘質で、食感はなめらか。甘味もあり、煮物やポテトサラダなどに向いています。

アンデス赤

アンデス赤

おもに岡山県や北海道で栽培されている皮の赤いじゃがいもで「レッドアンデス」や「ネオデリシャス」とも呼ばれます。皮は赤色ですが果肉は濃い黄色で、甘味がありクリーミーな舌触り。煮崩れしやすいので煮物よりはコロッケやポテトサラダ、ジャガバターなどがおすすめです。芽が出やすい品種なので、古くなくても芽が出ていることがありますが、その場合は取り除けば問題ありません。同じように皮の赤い「レッドムーン」という品種もあり、こちらは煮崩れしにくいので煮物に最適です。

キタムラサキ

キタムラサキ

皮も果肉も紫色のじゃがいも。北海道生まれの品種で2004年(平成16年)に命名登録されました。紫色の果肉は抗酸化作用のあるアントシアニンが豊富に含まれていて、加熱すると少し青みがかった色になります。果肉はやや粘りけがあり煮崩れが少なく、舌触りはなめらか。シチューやスープなどにすると彩りも鮮やかになります。似た品種に「シャドークイーン」がありますが、シャドークイーンのほうがアントシアニンの含有量が多く果肉の紫色も濃いめです。

ノーザンルビー

ノーザンルビー

2006年(平成18年)に命名登録された新しい品種で、「キタムラサキ」と同様にアントシアニンが含まれています。長楕円形で皮はさつまいものように赤紫色をしていて、果肉はピンク色。肉質はやや粘質で煮物向きですが、フライドポテトにも適しています。加熱しても色が抜けないので食卓に彩りを添えてくれます。

トヨシロ

トヨシロ

おもに加工用として栽培されている品種のひとつ。北海道で育成され1976年(昭和51年)に命名登録されました。目が浅く形がきれいで、油加工において重要とされる還元糖の含有率が低いため、ポテトチップスやフライドポテトの原料に適しています。同じくポテトチップス用に使われている「ワセシロ(伯爵)」という品種もあり、こちらは普通の「新じゃが」としても食べられています。またトヨシロを親に持つ「ホッカイコガネ」はフライドポテト向きですが、煮崩れしにくいので煮物にも適しています。

各地の年間収穫量 じゃがいも

円グラフと下表の割合(%)が違うときは?

上の円グラフの割合(%)と下の表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

下の表は出典である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算したものです。

上の円グラフも農林水産省のデータですが、こちらは全国ではなく主要生産地のみのデータなので、値が公表されていない都道府県は含まれていません。

出典:農林水産省統計

2013年のじゃがいもの出荷量のうち最も多いのは北海道で、約166万8,000トンを出荷しています。2位は約9万200トンを出荷している長崎県、3位は約8万1,900トンを出荷している鹿児島県です。

栽培面積・収穫量の推移

出典:農林水産省統計

2013年のじゃがいもの栽培面積は約7万9,700ヘクタール。収穫量は約240万8,000トンで、出荷量は約199万9,000トンです。

ジャガイモの輸入先と輸入量

出典:財務省統計

ジャガイモはアメリカと中国から輸入されています。アメリカからの輸入量は約1万9,953トンで、ジャガイモ輸入量のほとんどを占めています。中国からの輸入量は約29トンで、割合はそれほど多くありません。

年別輸出入量

出典:財務省統計

ジャガイモは海外から輸入されています。2014年の輸入量は約1万9,982トンで輸入額は約10億8,331万円です。輸入量は前年と比べると3,735トン(約23%)増加しています。

主要生産国(上位5か国)

出典:FAOSTAT(2013年)

ジャガイモ生産の上位5か国は、中国、インド、ロシア、ウクライナ、アメリカです。1位の中国の生産量は年間約9,594万1,504トンで全体の約26%を占めています。2位のインドは年間約4,534万3,600トンで全体の約12%、3位のロシアは年間約3,019万9,126トンで全体の約8%です。

野菜写真

ジャガイモの写真

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