亀戸大根 だいこん ダイコン 大根
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基礎データ DATA
- 生い立ち:東京都で古くから栽培
亀戸大根の特徴
「亀戸大根」は、江戸時代から江東区亀戸付近で栽培されてきた在来種です。江戸東京野菜のひとつに認定されていて、現在もごく少量ですが周辺で栽培されています。関西系の品種がルーツともいわれ、かつては「お多福大根」や「おかめ大根」と呼ばれていました。
円錐形で先端にいくほど細く、葉が大きいのが特徴。根の部分は長さ25~30cm程度、直径は4~5cmくらいと小ぶりです。また、皮はきめ細かく、肉質は緻密でほんのり辛味があり、漬け物に適しています。葉もやわらかいので、根とともに浅漬けなどに利用されます。
地元では小中学校で栽培するなど大切に受け継がれていて、かつての産地の中心である亀戸香取神社でも祭事のときに亀戸大根が奉納されています。
亀戸大根の選び方(見分け方)
亀戸大根はあまり流通していませんが、もし見つけた場合は皮が白くなめらかで張りがあるものがよいでしょう。傷があるものや、葉がしおれていたり変色したりしているものは避けたほうが無難です。
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亀戸大根の保存方法
丸ごと葉とともに漬け物にする場合は、新聞紙などに包んで冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存し、早めに使用しましょう。葉と根を別々に使うなら、葉を切り分けてそれぞれ新聞紙やラップなどで包んで保存します。
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亀戸大根の食べ方
亀戸大根は小ぶりで扱いやすく、葉と一緒に浅漬けやぬか漬けにするほか、煮物やサラダでもおいしく食べられます。煮物にするとソフトな口当たりになり、サラダにするとシャキッとした食感が味わえます。
地元では、あさりや野菜と一緒に煮込む「亀戸大根あさり鍋」が名物です。
亀戸大根の旬(出回り時期)
亀戸大根の収穫時期は2月から4月頃です。