わけぎ ねぎ ネギ 葱
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基礎データ DATA
- 生い立ち:「ねぎ」と「エシャロット(シャロット」の交雑種
わけぎの特徴
「わけぎ」は見た目が青ねぎとよく似ていますが、ねぎとは別の種類になります。「ねぎ」と玉ねぎの一種「シャロット(エシャロット)」が交雑したもので、根元の部分がややふくらんでいるのが特徴。これは地下茎の一種「鱗茎(りんけい)」が肥大化したもので、ねぎには見られません。
わけぎは分けつして増えるのが特徴で、基部は白くて葉は30~40cmほどに伸びます。辛味は少なくて特有の香りがあり、ほんのりと甘味も感じられ食感はソフト。おもに薬味や和え物(ぬた)、炒め物などに利用します。
主産地の広島県では、明治時代にはすでに栽培が行われていたそうです。種類としては育成期が短い「小玉種」や、育成期が長めの「大玉種」があり、ほぼ周年店頭に並びます。なお、よく似た名前の「わけねぎ」と混同されることがありますが、「わけねぎ」と「わけぎ」は別物です。
わけぎの選び方(見分け方)
わけぎは、葉がみずみずしくピンと張っているものが良品です。葉が黄色く変色していたり折れているものは避けましょう。
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わけぎの保存方法
乾燥しないように全体を新聞紙で包み、涼しい冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。冷蔵保存の場合は、さらにポリ袋に入れておくとよいでしょう。
冷凍すれば1か月程度の保存も可能です。水洗いしてからよく水気をきり、ラップで包んでから保存袋に入れてフリージングしましょう。あらかじめ調理しやすい長さにカットしておくと、使うときに便利です。
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わけぎの食べ方
葉ねぎと同様に小口切りにしてそばやうどんなどの薬味にしたり、さっとゆでたものを魚介類と合わせて「ぬた」にするのもおすすめ。丼物や鍋物にもよく合います。
わけぎの旬(出回り時期)
わけぎは周年出回っています。出回っている量にもあまり変化がなく、旬はあまり感じない野菜といえるでしょう。
参考:東京都中央卸売市場
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