島らっきょう らっきょう ラッキョウ 辣韮
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基礎データ DATA
- 生い立ち:古くから沖縄県で栽培
島らっきょうの特徴
「島らっきょう」は沖縄県の伝統野菜のひとつで、古くから食べられている食材です。一般的ならっきょうよりも小ぶりで、香りと辛味が強いのが特徴。シャキシャキとした歯ごたえがあり、生のまま食べたり、炒め物や塩漬けなどにして特有の風味を楽しみます。
沖縄県の各地で栽培されていますが、もっとも生産量が多いのは本島の西に位置する伊江島です。伊江島は石灰岩土壌に覆われているため水はけがよく、らっきょうの栽培に最適。また、土がやわらかく深植えも容易なことから、白い部分が多い島らっきょうがよく育つといわれています。
出荷シーズンは初春から初夏で、一般的ならっきょうより少し早め。「石川系統」や「宮古系統」といった在来種のほか、「ラクダ種」などいくつかの品種があります。
島らっきょうの選び方(見分け方)
根元の白い部分に傷がなく、ふっくらとしていてツヤがあるもの。葉付きであれば、葉がきれいな緑色をしているものを選びます。また洗ったものより土が付いているほうが鮮度が保たれるので、土付きがおすすめです。
シーズン後半になると葉が少し枯れたようなものも見られますが、その場合は白い根元にみずみずしさがあるかをチェックしましょう。
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島らっきょうの保存方法
長期保存は効かないので、なるべく早めに食べきります。すぐに消費できない場合は、乾燥防止のため新聞紙で包んでからポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。
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島らっきょうの食べ方
生のままでも、加熱してもおいしく食べられます。簡単な食べ方は、葉と根を切り落としてから薄皮をむき、軽く塩もみをしてかつお節としょうゆをかけるというもの。お酒のおつまみとしても便利です。また保存袋に入れて塩をふり、ひと晩おいて塩漬けにしてもよいでしょう。
加熱調理では、天ぷらや和え物のほか、葉と一緒に炒めても美味。豆腐や卵とチャンプル(炒め物)にしたり、豚肉と炒めてもおいしく食べられます。
島らっきょうの旬(出回り時期)
島らっきょうが多く出回るのは2月から5月頃です。