むかご やまいも ヤマイモ やまのいも 山芋
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基礎データ DATA
- やまのいもの葉の付け根にできる球芽
むかごの特徴
「むかご」は、やまのいもの葉の付け根にできる1~2cmほどの小さな球芽です。やまのいもはつる性の植物なので、地上部にはつるが長く伸びて葉がついています。その葉の付け根にできるのが「むかご」です。漢字では「零余子」と書き、地域によっては「ぬかご」とも呼ばれます。
むかごは糖分を貯えていて特有の風味があり、加熱するとじゃがいものようなホクホクとした食感になります。小さくて皮が薄いため、皮をむかずに丸ごと食べられるのがポイント。10月から11月頃にシーズンを迎えます。
むかごがつきやすいのは「長いも」や「自然薯(じねんじょ)」です。「いちょういも」にも見られますが、「つくねいも」にはほとんどできません。なお、むかごは小さくても芽の元になる成分があるので、土に埋めると種イモと同様に根が生じて芋が育ちます。
また、やまのいもの仲間には大きなむかごをつけるものもあります。「宇宙芋(エアーポテト)」の名で流通しているむかごは、サイズが5~8cmほどと大きいのが特徴。10月頃に収穫されます。
むかごの選び方(見分け方)
ふっくらとして皮に張りがあり、粒のそろったものを選ぶようにしましょう。むかごは収穫してから日が経つと、乾燥が進んで皮にシワが出てきます。
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むかごの保存方法
むかごは1つひとつが小さいので、乾燥するのがやまのいもより早いです。新聞紙で包んで冷暗所で保存するか、新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れておくのがよいでしょう。いずれにしても、入手したら早めに食べるようにしてください。
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むかごの食べ方
むかごはよく洗い、皮はむかずにそのまま調理します。ゆでたり素揚げにしたものにさっと塩を振って食べたり、白米と一緒に炊く「むかごご飯」が定番の食べ方。むかごご飯は、炊くときに昆布を一緒に入れると風味が増します。
また、料理の付け合わせに利用したり、ピザ用のチーズをのせてオーブンで焼くなど、アレンジ次第でさまざまな食べ方ができます。
むかごの旬(出回り時期)
むかごが多く出回るのは10月から11月頃です。