滝野川ごぼう ごぼう ゴボウ 牛蒡
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基礎データ DATA
- 生い立ち:東京都で古くから栽培
滝野川ごぼうの特徴

長根種を代表する「滝野川ごぼう」は、現在の東京都北区滝野川付近で江戸時代より栽培されてきた在来種です。サイズは直径2~3cmほどで、長さが80cm~1mくらい。ごぼう特有の香りが高く、肉質は少し弾力があって食味良好。現在は「江戸東京野菜」にも指定されています。
かつての産地である滝野川村辺りは土壌がやわらかくて水はけもよく、ごぼうの栽培に適していたそうです。そうした土地で質のよいごぼうが選別され、滝野川ごぼうとして受け継がれてきました。
その後、昭和20年以降には品種改良が進み、滝野川ごぼうをもとにさまざまな品種が育成されました。現在市場に出回るごぼうの多くが滝野川ごぼうから派生したものといわれています。
滝野川ごぼうの選び方(見分け方)

適度な弾力があり、太さがなるべく均一なものがおすすめです。ひげ根が多すぎるものや、かたくなったもの、先端が乾燥しきっているものは避けたほうがよいでしょう。
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滝野川ごぼうの保存方法
乾燥を避けるため、新聞紙で包んで冷暗所で保存します。購入時にポリ袋に入った状態であればそのままでもよいでしょう。土が付いたものは洗わずその状態のまま保存します。気温の高い時期は、適当な長さに切ってラップで包み冷蔵庫の野菜室に入れたほうが安心です。
冷凍する場合は、ささがきにカットして軽くゆでてから水気をしっかり切り、ラップで包んで保存袋に入れて凍らせます。
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滝野川ごぼうの食べ方

滝野川ごぼうは、きんぴらごぼうや揚げ物、煮物などさまざまな調理に使えます。千切りにしてゆでたものをごぼうサラダにしても美味です。
ごぼうの香りが強いのは皮の部分なので、ピーラーではなくタワシでこするか、包丁の背でこそぐ程度にとどめましょう。
滝野川ごぼうの旬(出回り時期)
滝野川ごぼうの収穫期は秋から冬にかけてです。