天王寺かぶ カブ

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基礎データ DATA

  • 生い立ち:大阪市で江戸時代から栽培

天王寺かぶの特徴

「天王寺かぶ」は江戸時代から栽培されているかぶで、「なにわの伝統野菜」にも認定されています。大阪府の天王寺地区が発祥とされ、関西を中心におもに西日本で生産されています。「毛吹草」や「和漢三才図会」など江戸時代の書物に度々登場し、俳人の与謝野蕪村も「名物や蕪の中の天王寺」と詠むなど、昔から地域の人々に親しまれてきました。

皮は白くやや平たい丸形で、直径は10cmほどと大きめ。葉は丸葉と、切れ込みのある葉の2つの系統があり、肉質はきめ細かくて甘味があるのが特徴です。葉もやわらかくて風味がよく、かぶと一緒に漬け物にすると美味です。

なお、天王寺かぶは長野県の「野沢菜」や福岡県の「博多据りかぶ(はかたすわりかぶ)」などのルーツともいわれています。長い年月をかけて全国各地に広まる過程で、その土地の環境によってそれぞれ形や味が変化したとされます。

天王寺かぶの見分け方(選び方)

皮に張りがあって傷がなく、ひげ根の少ないものがよいでしょう。また、葉が鮮やかな緑色でピンとしていて、手に持って重量感を感じるものがおすすめです。葉が枯れていたり黄色く変色したものは鮮度が落ちているので避けたほうが無難です。

天王寺かぶの保存方法

葉付きのものを購入したら、葉と根の部分をできるだけ早く切り分けます。葉付きのままだと、かぶの水分が葉に奪われてみずみずしさが減少してしまうからです。

切り分けた葉はできるだけ早めに使い切りましょう。すぐに食べられない場合は、葉をさっとゆでて冷凍保存すると2週間ぐらい持ちます。

根の部分は新聞紙やラップ、ポリ袋などで包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

天王寺かぶの食べ方

緻密できめ細かい肉質の天王寺かぶは、漬物はもちろん加熱してもおいしく食べられます。煮物やカブラ蒸しなどのほか、スープの具材にしたり、鶏肉や白身魚などとホワイトソースで煮込んで洋風に調理してもよいでしょう。すりおろして使うカブラ蒸しは、胃腸が弱っているときにもおすすめです。

かぶの葉は栄養価が高いので捨てずに利用しましょう。葉とかぶを刻んで一緒に漬け物にしたり、煮物やスープ、味噌汁などに使えます。汁物の場合は火を止める少し前に鍋に入れると彩り鮮やかに仕上がります。

天王寺かぶの旬(出回り時期)

天王寺かぶがおいしい時期は11月から1月頃です。