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  • ベニアズマ

    ベニアズマ

基礎データ DATA

  • 親の組み合わせ:「関東85号」×「コガネセンガン」

ベニアズマの特徴

ベニアズマ

「ベニアズマ」は全国的に広く普及している品種で、特に茨城県や千葉県など関東地方で多く栽培されています。果皮は濃い赤紫色で、重さは230~500gほど。大きなものは700g以上にもなります。淡黄色の果肉は粉質でホクホクとした食感。繊維が少なめで甘味の強いさつまいもです。「紅あずま」や「紅東」と表記されることもあります。

ベニアズマは農業研究センターにおいて育成され、1984年(昭和59年)に命名登録されました。母親の「関東85号」は皮色がきれいで形状がそろいやすい品種で、父親の「コガネセンガン」は肥大しやすくて肉質がよいのが特徴。それぞれの優れた点を継承しているといえるでしょう。

一般的な収穫期は10月から11月頃ですが、1~2か月ほど貯蔵するとデンプンが糖化して甘味としっとり感が増すため、実際においしくなる時期は12月頃からです。なお、糖化するにしたがって肉質は粉質からやや粘質へと変化します。

ベニアズマの選び方(見分け方)

皮に張りがあって全体が均一に色づき、重量感のあるものがおすすめです。傷や変色した部分があるものは避けましょう。

ひげ根が多いものや細いものは繊維質が多めといわれます。なめらかな口当たりがよければ、ひげ根が少なく適度な太さのあるものがよいでしょう。また皮の表面に蜜が固まっているものは糖度が高いといわれます。

ベニアズマの保存方法

さつまいもは低温と乾燥が苦手なので冷蔵庫では保存せず、新聞紙で包んで段ボール箱に入れるなどして冷暗所で保存しましょう。13~16度くらいの場所がおすすめです。

収穫直後のものが手に入ったら、糖度を高めるために5~10日くらい風通しのよい場所で陰干ししておきます。なお、さつまいもは保存性の高い野菜ですが、ベニアズマは長く置いておくとやや粘質になっていくので、ホクホクとした食感を味わいたい場合は、あまり長期間おかないほうがよいでしょう。

また加熱してからペースト状にしたり、カットしたものを冷凍しておけば、お菓子作りなどのときにすぐに使えて便利です。

ベニアズマの食べ方

ベニアズマ

ベニアズマは、焼いても蒸しても煮てもおいしいさつまいもです。焼き芋や大学芋、天ぷら、タルトなどいろいろな食べ方で楽しめます。

貯蔵期間が浅くて甘味が控えめなものは大学芋やてんぷら、お菓子などに調理し、十分に糖度が増したものは焼き芋やふかし芋などで自然の甘さを味わうのもよいでしょう。

ベニアズマの旬(出回り時期)

ベニアズマは周年出回っていますが、出荷量が多いのは秋から冬にかけてです。

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