京いも 里芋 さといも サトイモ
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基礎データ DATA
- 生い立ち:明治時代に導入
京いもの特徴
「京いも」は里芋の一種で、長さ20~40cmくらい、直径6~7cmほどの円筒形をしています。色や形がタケノコに似ているので別名「たけのこいも(筍芋)」とも呼ばれます。
京いもは名前に「京」と付きますが、主産地は宮崎県です。明治時代に台湾から伝わったものが宮崎県小林市で長い間栽培されていて、それがのちに京いもの名前で定着したとのこと。この京いもという名前は昭和中期頃に付けられたそうで、京料理で使われていたおいしい里芋にあやかったのが由来だそうです。
京いもは一般的な里芋に比べてぬめりが少なめで、形も円筒形なので皮がむきやすいのがポイント。煮崩れしにくいので煮物に適していて、ホクホクとした食感が楽しめます。
京いもの選び方(見分け方)
ふっくらとしていて太さがあり、皮の縞模様がなるべく平行のものがよいでしょう。また皮が乾燥しておらず、持ったときに重みを感じるものがおすすめです。
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京いもの保存方法
京いもは新聞紙などで包んで冷暗所で保存しましょう。京いものシーズンは秋から冬ですが、乾燥と低温に弱いので冬場は冷えすぎないよう段ボールなどに入れておくとよいでしょう。
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京いもの食べ方
京いもは定番の煮物のほか、片栗粉をまぶして揚げたものに甘辛たれをからめたり、コロッケやそぼろあんかけなど、いろいろな食べ方が楽しめます。
愛媛県の新品種「媛かぐや」
「媛かぐや」は愛媛県農林水産研究所育成が育成したさといもの新品種で、2010年に品種登録されました。京いも(たけのこ芋)と唐芋の交配により誕生し、長さは20~40cmで重さが1~3kg程度。ホクホクとした粉質でやさしい甘味があり、煮物や唐揚げ、コロッケなどに利用できます。
京いもの旬(出回り時期)
京いもは10月頃から2月頃がシーズンです。
参考:東京都中央卸売市場
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