オレンジ白菜の特徴

「オレンジ白菜」は、内側の葉がオレンジがかった橙黄色をした白菜です。外側の葉は一般的な白菜と同様に緑色で、サイズも2～3kgとさほど変わりません。歯ざわりがよくて甘味もありまろやかな味わいなので、加熱料理や漬け物はもちろん、生のままサラダにしてもおいしく味わえます。

品種としては、タキイ種苗の「オレンジクイン（オレンジクイーン）」が有名。これは白菜とヨーロッパのカブの交配で誕生した品種で、一般的な白菜よりも繊維質が多く、「シスリコピン」という成分も含まれています。シスリコピンは抗酸化作用が期待できる栄養成分で、トマトなどの赤い野菜に多く含まれる「リコピン」よりも体に吸収されやすいといわれています。

オレンジ白菜の選び方（見分け方）

葉の白い部分がつややかで張りがあり、持ったときにずっしりと重く感じるものが良品です。また外葉がきれいな緑色で、葉先までしっかりと巻いているものを選びましょう。

カットされたものは、切断面が乾燥したり盛り上がっていないかを確認します。またオレンジ色が濃くて、芯が短いものがよいでしょう。

オレンジ白菜の保存方法

丸ごとの白菜は新聞紙で包んで涼しい冷暗所で保存します。その際、なるべく立てておきましょう。暑い時期は冷蔵庫の野菜室のほうが安心です。またカットしたものは、ラップで包んで冷蔵保存し、早めに使い切ります。

オレンジ白菜の食べ方

オレンジ白菜は鍋物や炒め物、煮物、漬け物など、さまざまな食べ方ができます。葉がやわらかくて甘味があるので、生食でもOK。彩りを生かしてサラダに使ってもよいでしょう。

オレンジ白菜の旬（出回り時期）

一般的にオレンジ白菜の収穫期は初夏と冬ですが、多く出荷されるのは冬です。