白きゅうり きゅうり キュウリ 胡瓜
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基礎データ DATA
- 全体または半分ほどが白っぽい色をしたきゅうり
白きゅうりの特徴
白きゅうりには、白皮で先端部分が緑色の「半白きゅうり」と、全体が白~淡い黄緑色の「白きゅうり」があります。半白きゅうりは昭和中期頃まではよく見られましたが、現在は伝統野菜として一部地域で生産されるのみとなっています。また白きゅうりも生産量は少なく、店頭に並ぶことはほとんどありません。
半白きゅうりの「馬込半白節成」は江戸東京野菜のひとつで、東京都大田区に明治時代から伝わる品種です。表面には黒イボがついていて、上側(果梗部)が緑色で下部が白っぽいのが特徴。歯切れがよくて果肉はやわらかく、ほんのり苦みを感じることもあり、漬け物に適します。
また「相模半白節成」は、馬込半白節成をもとに神奈川県農業試験場で育成されたもの。昭和20年代から30年代にかけて関東や関西で主流の品種でした。外観は馬込半白節成に似ていて、果肉が締まり歯切れも良好。こちらのほうが苦味が少ないといわれます。
全体が白いきゅうりには、一代雑種(F1)の「ホワイティ25」があります。サイズは25cmほどで、青臭さがなく食べやすい品種です。ほかにも9~10cm程度のいぼなしミニみゅうりの「ラリーノホワイト」や、5~6cmのずんぐりとした「ラリーノ半白」などもあります。
白きゅうりの選び方(見分け方)
果皮に張りがありみずみずしいものを選びます。傷や変色などがないか、馬込半白や相模半白はトゲがピンとしているかどうかも確認しましょう。
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白きゅうりの保存方法
新聞紙で包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。袋を密封すると中で蒸れてしまうので、口を開けておくのがポイントです。馬込半白や相模半白は日持ちしないので、なるべく早く使い切りましょう。
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白きゅうりの食べ方
白きゅうりも半白きゅうりも、普通のきゅうりのようにサラダや野菜スティックなどに使用するほか、肉質が締まっているのでぬか漬けやピクルスなどにも向いています。
白きゅうりの旬(出回り時期)
半白きゅうりは初夏から夏にかけて出荷されます。