鷹の爪 とうがらし トウガラシ 唐辛子
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基礎データ DATA
- とうがらしの代表品種の1つ
鷹の爪の特徴
「鷹の爪」は辛味とうがらしの代表的な品種です。全体が赤くて長さ3~5cmほどの円錐形。その形状が鷹の爪に似ていることが名前の由来とされます。
おもな産地は福岡県や兵庫県、栃木県などで、晩夏から初冬にかけてが収穫シーズン。基本的に赤く完熟してから収穫し、乾燥させてから出荷しますが、乾燥前のやわらかいものや、実が未熟な「青とうがらし」の状態で出荷することもあります。また、直売所などでは茎付きの状態でも販売されます。
なお、鷹の爪は赤唐辛子の総称のようにもなっていますが、辛味とうがらしにはほかにも品種があり、いくつかの系統に分類されます。鷹の爪や「本鷹(ほんたか)」「だるま」は鷹の爪群。「八房(やつぶさ)」や「熊鷹」は八房群。「伏見辛」や「日光」は伏見群というように、辛さの度合いや収量、特性などによってさまざまです。
また香川県の「香川本鷹」、栃木県の「栃木三鷹」、石川県の「剣崎なんば」、東京都の「内藤とうがらし」など、地域の特産として積極的に栽培が行われているものもあります。
鷹の爪の選び方(見分け方)
鷹の爪は果皮にツヤがあり、色鮮やかなものを選びましょう。乾燥前のやわらかいものは、全体がピンとしていてヘタがきれいなものがおすすめ。緑色の青とうがらしも同様です。
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鷹の爪の保存方法
収穫したての鷹の爪は水分の含有量が多いので、あまり日持ちはしません。新聞紙などで包んで冷蔵庫の野菜室に入れ早めに使いきりましょう。
乾燥させれば長期保存が可能です。ザルに入れたり吊すなどして、風通しのよい場所でカラカラになるまで干します。十分に乾燥したら保存用袋などに入れて冷暗所に置いておくか、冷蔵庫の野菜室に入れて保存しましょう。
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鷹の爪の食べ方
鷹の爪は炒め物や煮物、パスタ、スープなど幅広い料理に活用できます。特に中華料理や韓国料理、タイ料理などアジア系料理との相性がよく、きんぴらごぼうや千枚漬けなど和食でも活躍します。
辛味成分のカプサイシンは油に溶ける性質なので、調理の際は最初に鷹の爪を投入して辛味を油に移しておくとよいでしょう。
また、辛味は皮よりもタネ周りの白いワタの部分のほうが強いので、辛さを抑えたいときは皮だけを使うか、カットせずに丸ごと使うようにします。
鷹の爪の旬(出回り時期)
鷹の爪の収穫時期は9月から11月頃ですが、乾燥させたものは1年中出荷されています。