アシタバ 明日葉

  • あしたば

    あしたば

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    あしたば

基礎データ DATA

  • 分類:セリ科シシウド属
  • 原産地:日本、中国
  • 季節の分類:春
  • 多く出回る時期:2月~5月頃

アシタバの概要

あしたば

あしたばは、さわやかな香りと特有のほろ苦さを持つセリ科の野草です。栄養価の高い健康野菜としても注目されていて、「青汁」などの飲料の材料として利用されることもあります。

温暖な気候を好み、伊豆諸島の大島や八丈島の特産野菜としても有名。旬の時期は2月下旬から5月頃で、3月頃が出荷のピークです。シーズンになると首都圏では東京都産のあしたばが出回ります。

漢字では「明日葉」と書きますが、これは葉を収穫しても明日になるとまた若葉が出るといわれるほど生育がよいことが由来とされます。ちなみに昔の書物では中国名である「鹹草(カンソウ)」と記し、これを「アシタグサ」としていました。

アシタバの歴史

あしたばは日本や中国に自生し、日本ではおもに関東の太平洋沿岸に分布。伊豆諸島の八丈島では古くから栽培されていて、薬効のある植物として利用されていました。

「大和本草」(1709年)の菜蔬類の項目においても「鹹草(アシタグサ)」の名で紹介されています。八丈島で栽培されていたことや、葉が3枚に分かれているなど特徴が記されています。

あしたばは一般的な野菜というほどではありませんが、近年の健康ブームもあり知名度は高まっています。

アシタバの見分け方(選び方)

見分け方

葉がきれいな緑色で張りがあり、みずみずしさを感じるものがよいでしょう。葉がしなびていたり、切り口が変色しているものは鮮度が落ちています。また茎が太いものや育ちすぎのものは、苦味が強かったり繊維が多くてスジっぽく感じることがあるので、茎は細めのほうがおすすめです。

あしたばは茎の色が緑色の「青茎」と、茶褐色の「赤茎」がありますが、あまり味に違いはないようです。ただ、赤茎のほうがやや苦味があるともいわれます。

アシタバの保存方法

あしたばは乾燥に弱いので、新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。なるべく立てて置くようにします。新聞紙は軽く湿らせておいてもよいでしょう。

アシタバの食べ方

お浸し、和え物、炒め物、揚げ物など

あしたばはアク抜きをしてから食べるのが一般的です。塩を少量加えたお湯でゆでて、冷水にさらすとクセが多少抜けて食べやすくなります。炒め物にする場合も、軽く下ゆでしておくと苦味があまり気になりません。

ゆでる際は、まず茎の部分だけを30秒ほどお湯に浸し、少ししんなりしてから葉の部分をつけるとまんべんなくゆであがります。加熱しすぎると歯ごたえがなくなるので気をつけましょう。

天ぷらにする場合は、下ゆでなしでそのまま揚げても大丈夫です。

アシタバの栄養と効能

ゆで:カリウム(390mg)、βカロテン当量(5200mcg)、葉酸(75mcg)、食物繊維総量(5.3g)、ビタミンK(380mcg)、ビタミンC(23mg)

注目成分

カルコン類(黄色色素)

期待される効能

便秘予防、高血圧予防、がん予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防、貧血予防、風邪予防

あしたばはβカロテンを豊富に含んでいます。βカロテンには抗酸化作用があり、免疫を高める働きがあるとされます。食物繊維総量も多いので便秘予防にもよいでしょう。

また血圧の上昇を抑える効果のあるカリウムや、貧血予防によいとされる葉酸、春菊やモロヘイヤと並ぶほどのビタミンKも含みます。ビタミンKには骨の形成を助けたり、出血時に血液を凝固する作用があります。

あしたばの茎を切ったときに出る液にはポリフェノールの一種「カルコン」が含まれていて、体内の老廃物を排出する作用があるといわれています。

アシタバの種類

あしたば(明日葉)

あしたば(明日葉)

栄養価が高く、さわやかな香りとほのかな苦味がある緑黄色野菜。お浸しや炒め物、青汁などに使われます。葉柄が緑色の青茎系(緑茎系)と、少し赤みがかった赤茎系がありますが、流通しているものの多くは青茎系です。赤茎系はおもに伊豆大島で栽培されています。

野菜写真

アシタバの写真

野菜写真

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