エシャロット Shallot
基礎データ DATA
- 分類:ネギ科ネギ属
- 原産地:中央アジア
- 季節の分類:周年
- 多く出回る時期:周年
エシャロットの概要

エシャロットは玉ねぎを少し小さくしたような外観で、「ベルギーエシャロット」ともいいます。欧米では一般的な野菜で炒めると香りがよく、フランス料理にもよく使われる素材の1つです。
エシャロットは玉ねぎのように1つのかたまりではなく、2つ以上に分球するのが特徴です。ちなみにエシャロットはフランス語で、英語では「シャロット」となります。
なお、らっきょうを早採りした「根らっきょう」を「エシャロット」と呼ぶこともありますが、こちらのもともとの商品名は「エシャレット」です。エシャレットについては「らっきょう」のページをご覧ください。
エシャロットの歴史


エシャロットの原産地は中央アジアといわれ、古くから中東やヨーロッパで料理に使われていたようです。日本ではまだ珍しい野菜ですが、最近はスーパーでも見かけるようになりました。
ただ、根らっきょうが「エシャロット」と表記されることもあるため、とても紛らわしくなっています。そこで混乱を避けるため、店頭では本物のエシャロットを「ベルギーエシャロット」や「シャロット」と表記していることが多いようです。
エシャロットの保存方法
新聞紙などで包んで冷暗所で保存。気温が高い時期は冷蔵庫の野菜室に入れておくとよいでしょう。
エシャロットの食べ方
ソース、炒め物、サラダ、煮込み料理、スープなど
エシャロットは香味野菜として扱われることが多く、炒めるとよい香りがします。みじん切りや薄切りにして肉や魚料理のソースしたり、すり下ろしたものをドレッシングに入れるなどの使い方が一般的です。
エシャロットの栄養と効能
食品成分データベースのサイトに情報がありません
注目成分
アリシン
期待される効能
高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防
エシャロットには硫化アリルの一種「アリシン」が含まれています。アリシンは玉ねぎにも含まれる刺激成分で、血行促進のほか血栓を予防して血液をサラサラにしたり、抗酸化作用により免疫力を高める効果があるといわれています。
エシャロットの種類(品種)
エシャロットの輸入先と輸入量
出典:財務省統計
エシャロットは8か国から輸入されています。輸入先トップはベトナムで輸入量は約533トン、全体の60%近くを占めています。2位はフランスの約163トンで全体の約18%程度です。3位はオーストラリアの約93.8トン。4位は約63.6トンのアメリカと続きます。
年別輸出入量
出典:財務省統計
エシャロットは海外から輸入されています。2023年の輸入量は約917トンで輸入額は約3億4,613万円です。輸入量は前年と比べると146トン(約19%)増加しています。