ピーマン 西洋唐辛子 Bell pepper

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基礎データ DATA

ピーマンの旬(出回り時期)

※これはピーマンの出回り量の割合をグラフ化したものです。農林水産省統計 年間卸売総量(2015年)を参考にしています

ピーマンの概要

ピーマン(成長途中) ピーマンの花

ピーマンはとうがらしの甘味種を改良したもので、ピーマンやパプリカ、フルーツピーマンなどの種類があります。一般的に販売されている緑色のピーマンは、未熟な状態で収穫されたもので、そのまま収穫せずに放っておくと完熟して赤くなります(品種によってはオレンジ色や黄色になるものもあります)。完熟した赤いピーマンのほうが甘味がありますが、赤くなるまでに日数がかかるため、効率よく収穫できる緑色のピーマンのほうが多く流通しているというわけです。

青果売り場に彩りを添えているパプリカは、大型で肉厚なピーマンの一種です。赤や黄、オレンジなどカラフルで、甘味があり苦味が少ないのが特徴で、生のままサラダなどにして食べられます。最近よく見かけるようになったフルーツピーマンもパプリカと同じく色鮮やかで、甘味が強く苦味もありません。こういった鮮やかな色を持つピーマンをひとくくりにして「カラーピーマン」と呼ぶこともあります。

※このページではピーマンとパプリカを中心に紹介していきます。同じ仲間の「ししとうがらし」はししとうのページをご覧ください。

ピーマンの歴史

パプリカ(収穫前) パプリカの花

原産地の熱帯アメリカでは、紀元前6500年頃にはとうがらしが食べられていたといわれます。大航海時代にコロンブスによってとうがらしはヨーロッパに伝わり、その後改良されて甘味種(ピーマン)が生まれました。

日本へは16世紀にとうがらしが渡来し、江戸時代に普及しました。貝原益軒の「菜譜」(1704年)では「番椒(たうがらし)」という名で紹介されています。

いっぽう甘味種(ピーマン)は明治時代になってから伝わりましたが、一般家庭に普及したのは第二次世界大戦後です。

ちなみに「ピーマン」は和製英語で、フランス語の唐辛子を意味する「piment」が変化したものではないかと考えられています。またパプリカ「paprika」はハンガリー語でとうがらしを意味します。

ピーマンの見分け方(選び方)

見分け方

皮にツヤがあって色鮮やかなもの。肩が張っていて、肉厚で弾力があり、ふっくらとしているものを選びましょう。またヘタの切り口も要チェック。切り口が黒っぽく変色していたり皮にシワがあるものは鮮度が落ちています。

ピーマンの保存方法

表面の水気をよくふき、キッチンペーパーや新聞紙などに包んでポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。新鮮なものであれば1週間程度は持ちます。なお、傷みが移りやすいので、傷んだものがあれば取り除いておきます。カットしたものはラップに包んで2日以内に食べきりましょう。

ピーマンの食べ方

炒め物、オーブン料理、煮物、揚げ物など

ピーマンは加熱すると独特な苦味が軽減されて甘味が増すので、苦味が苦手な人はじっくり加熱したほうがよいでしょう。いっぽう、シャキッとした歯ざわりと独特の苦味を味わいたいという人は、強火でさっと調理すれば風味が損なわれずおいしく仕上がります。

ピーマンの栄養と効能

青ピーマン/生:βカロテン当量(400mcg)、カリウム(190mg)、ビタミンC(76mg)

赤ピーマン/生:βカロテン当量(1100mcg)、カリウム(210mg)、ビタミンC(170g)、葉酸(68mcg)

注目成分

カプサンチン

期待される効能

風邪予防、貧血予防、がん予防、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防

血圧の上昇を抑える効果があるといわれるカリウムや、風邪予防や美容効果が期待できるビタミンCが多く含まれています。またβカロテンも豊富に含まれていて、免疫力アップやがん予防などに効果が期待できます。とくに赤ピーマンはβカロテンの量が緑ピーマンの倍以上あり、造血作用のある葉酸も多く含まれています。

赤ピーマンに含まれるカプサンチンという色素成分には強い抗酸化作用があり、がん予防に効果が期待できます。

ピーマンの種類

緑ピーマン

緑ピーマン

一般的に流通している緑色のピーマンです。長さが6〜7cmほどで果肉はやや薄め。独特の苦味と青臭さがありますが、加熱すると多少やわらぎます。炒め物や揚げ物、肉詰めなど調理法はさまざま。品種には「さらら」「京波」「京ゆたか」などがあります。

赤ピーマン

赤ピーマン

緑ピーマンが完熟すると赤ピーマンになります。皮の赤色は抗酸化作用の高い「カプサンチン」という色素によるもの。緑ピーマンよりも皮がやわらかくて甘味があり、苦味やにおいが少ないのが魅力です。緑ピーマンと同じように調理できますが、完熟しているため日持ちはあまりよくありません。

パプリカ

パプリカ

甘味の強い大型のピーマン。果肉が厚くジューシーな食感で、苦味や青臭さがないので生のままでもおいしく食べられます。サラダはもちろん、炒め物やマリネにしても美味。赤やオレンジ、黄色のパプリカにはβカロテンが豊富に含まれていて、赤色のものはカプサンチンも含まれています。ちなみにパプリカもピーマン同様に未熟なものは緑色です。国内産のほか、韓国やオランダ、ニュージーランドなどからも輸入されています。

長円筒型ピーマン

長円筒型ピーマン

長さ13〜20cmほどの大きめで長い円筒型のピーマン。緑ピーマンを長細くしたような形をしています。品種は「とんがりピーマン」などが有名。肉厚で甘味があって苦味や独特の青臭さはなく、マイルドで歯ごたえがあるので炒め物や揚げ物、肉詰めなどにおすすめです。

バナナピーマン

バナナピーマン

10〜15cmくらいのバナナのような細長い中型のピーマン。見た目が大きな「ししとうがらし」のようですが、やわらかくて甘味があります。果肉は厚めでサラダやマリネ、炒め物などにぴったり。熟すと黄緑色からクリーム色、黄色、オレンジ、赤と色が変わります。流通量は多くありません。

クレセント

クレセント

クレセントは「甘辛」というバナナ型のピーマンが完熟したもの。長さは10〜15cmくらいで、苦味や辛味がなく甘味があって生でも食べられます。しかし、完熟する前の甘辛ピーマンは、かなり辛い場合があるので注意が必要です。調理する前に辛さを確認しておいたほうがよいでしょう。

フルーツピーマン

フルーツピーマン

糖度が8度くらいある甘味の強いピーマン。「フルーツパプリカ」ともいわれ、赤、黄、オレンジなどカラフルです。苦味がなくジューシーなので生のままサラダにして食べられます。品種には「アナスタシア」「スウィーピー」「セニョリータ」などがあります。

こどもピーマン

こどもピーマン

ピーマンが嫌いな子供でも食べられるよう、独特の苦味と香りを抑えたピーマン。2010年にタキイ種苗から発表されました。「こどもピーマン」は愛称で、品種名は「ピー太郎」です。細長い形をしていて皮には溝がなく、肉厚でジューシー。生のままサラダなどに入れてもよいでしょう。

各地の年間収穫量 ピーマン

円グラフと下表の割合(%)が違うときは?

上の円グラフの割合(%)と下の表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

下の表は出典である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算したものです。

上の円グラフも農林水産省のデータですが、こちらは全国ではなく主要生産地のみのデータなので、値が公表されていない都道府県は含まれていません。

出典:農林水産省統計

2015年のピーマンの収穫量のうち最も多いのは茨城県で、約3万3,200トンの収穫量があります。2位は約2万6,800トンの収穫量がある宮崎県、3位は約1万2,600トンの収穫量がある高知県です。

栽培面積・収穫量の推移

出典:農林水産省統計

2015年のピーマンの栽培面積は約3,270ヘクタール。収穫量は約14万400トンで、出荷量は約12万2,800トンです。

ピーマンの輸入先と輸入量

出典:財務省統計

ピーマンは4か国から輸入されています。輸入先トップは韓国で輸入量は約2万3,757トン、全体の70%近くを占めています。2位はオランダの約5,892トンで全体の約17%程度です。3位はニュージーランドの約4,599トン。4位は約18.8トンのオマーンと続きます。

年別輸出入量

出典:財務省統計

ピーマンは海外から輸入されています。2014年の輸入量は約3万4,267トンで輸入額は約137億8,408万円です。輸入量は前年と比べると497トン(約1%)増加しています。

主要生産国(上位5か国)

出典:FAOSTAT(2013年)

唐辛子類&ピーマン生産の上位5か国は、中国、メキシコ、トルコ、インドネシア、スペインです。1位の中国の生産量は年間約1,580万トンで全体の約51%を占めています。2位のメキシコは年間約229万4,400トンで全体の約7%、3位のトルコは年間約215万9,348トンで全体の約7%です。

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