ピーマン タネなっぴー(種なしピーマン)
登録日:2019年5月15日
タネなっぴー(種なしピーマン)
「タネなっぴー」というピーマンを購入しました。これはその名の通り、中にタネが入っていないピーマンで、園芸会社の横浜植木が開発した品種です。同社は2010年に特許を取得し、2~3年前から苗を販売。さらに2018年には改良系が発売されています。
実際にカットしてみると、本当に中はきれいな空洞でした。タネが入っていないので、切ってすぐ料理に使えてとても便利。レストランや加工場など業務用としての需要も高いと思います。
今回は肉詰めと天ぷらに使ってみました。サイズが大きくて肉厚だったので、みずみずしくて食感が良好。味は普通のピーマンと変わらず、しっかり加熱したからかほとんど苦味はなくおいしかったです。
なお、タネなっぴーがタネなしになる理由は、受粉せずに単為結果性で実をつける特性があるからとのこと。通常は雄ずい(葯)の花粉が雌ずいに付着して受粉しますが、タネなっぴーは雄ずいに花粉がありません。そのため受粉しないのでタネができず、それでいて受粉しなくても実が大きくなる単為結果性を持っているため、実が大きくなるということです。ただし、ほかのピーマンやパプリカ、とうがらし類の花と受粉すると種ができてしまうので、家庭菜園でチャレンジする方は注意してください。
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