とうがん 冬瓜 Winter melon

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基礎データ DATA

トウガンの概要

冬瓜の花 ブルームで白っぽくなった冬瓜

冬瓜は夏が旬の野菜ですが、日持ちがよく冷暗所で保存すれば冬まで貯蔵できることからこの名が付けられたそうです。果肉がやわらかく淡泊な味で、煮物やスープにするのがポピュラーな食べ方。カロリーが低いので、最近はダイエット向け野菜としても人気です。

冬瓜は果皮全体が白い粉(ブルーム)でおおわれていますが、この粉は完熟した証拠です。未熟なうちは全体にうぶ毛が生えていて、熟するにつれてうぶ毛が落ち、完熟すると全体がブルームで白っぽくなります。

トウガンの歴史

冬瓜の幼果

冬瓜はインドが原産といわれ、3世紀頃に中国に伝わり、5世紀頃には日本にも伝来したと考えられています。奈良時代の「正倉院文書」などでは「冬瓜」や「鴨瓜(冬瓜の和名)」の記載があり、平安時代の「本草和名」では「白冬瓜」の項目で、「和名 加毛宇利(かもうり)」と記載されるなど、昔から日本に存在していたようです。

トウガンの見分け方(選び方)

見分け方

持ったときに重みがあり、表面が白い粉(ブルーム)で覆われているものが良品です。ただし「琉球種」など品種によっては粉が付かないものもあり、またお店によっては粉を落としてから店頭に並べていることもあります。

カットされたものは切り口のみずみずしさや変色の有無をチェックしましょう。

トウガンの保存方法

丸ごとのものは風通しのよい冷暗所で保存。10度前後が適温のようです。環境がよければ長期保存できますが、気温が高い場合は早めに食べたほうが無難です。カットしたものはラップで包んで冷蔵庫に入れ、2~3日を目安に使いきりましょう。

冬瓜は冷凍保存も可能です。薄切りや一口大など適当なサイズにカットして、保存用袋などに入れて冷凍庫へ。使うときは半解凍の状態で煮物などに使えます。

トウガンの食べ方

煮物、炒め物、和え物、あんかけ、汁の実など

調理するときは縦にカットし、中の綿と種をスプーンなどで取り出して皮をむきます。口当たりをなめらかにしたい場合は皮を厚めにむくとよいでしょう。

逆に皮を薄くむくと表面にうっすらと緑色が残って見た目が美しくなります。この場合、一度4~5分ほど下ゆでしておくと味が染みやすくなります。

冬瓜は淡泊な味で加熱するとやわらかくなるので、煮物やスープにしてダシやしょうゆなどの味を染みこませるのがポイント。豚肉やエビなどと合わせるとさらにうまみがプラスされます。

トウガンの栄養と効能

ゆで:カリウム(200mg)

期待される効能

高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防

冬瓜は体内のナトリウムを排出する作用があるカリウムが比較的多めです。カリウムは高血圧予防のほか、利尿作用によりむくみを改善する効果もあるといわれます。

トウガンの種類

とうがん

とうがん

円筒形の「長とうがん」や、丸形の「大丸とうがん」、沖縄で栽培されている「琉球種」などいろいろあります。皮が緑色で基本的に完熟すると皮全体に白い粉がふきます。また各地域には在来種もあり、サイズも重さ2〜3kgの小さなものから15kgほどの大型までさまざま。大きなものはカットして売られていることも多いです。

ミニとうがん

ミニとうがん

重さが1〜2kgほどの小型のとうがん。「小冬瓜」や「姫とうがん」などがあり、使いきりサイズで扱いやすいのが魅力。姫とうがんは皮が濃い緑色で白い粉(ブルーム)はあまり付きません。果肉はやわらかく肉厚で、普通の冬瓜と同様に調理します。

各地の年間収穫量 冬瓜

円グラフと下表の割合(%)が違うときは?

上の円グラフの割合(%)と下の表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

下の表は出典である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算したものです。

上の円グラフも農林水産省のデータですが、こちらは全国ではなく主要生産地のみのデータなので、値が公表されていない都道府県は含まれていません。

出典:農林水産省統計

2010年の冬瓜の出荷量のうち最も多いのは愛知県で、約2,433トンを出荷しています。2位は約2,013トンを出荷している沖縄県、3位は約1,378トンを出荷している岡山県です。

栽培面積・収穫量の推移

出典:農林水産省統計

2010年の冬瓜の栽培面積は約226ヘクタール。収穫量は約1万478トンで、出荷量は約9,073トンです。

野菜写真

トウガンの写真

野菜写真

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