さやいんげん 莢隠元 String bean

  • さやいんげん

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  • モロッコいんげん

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  • サーベルいんげん

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  • さやいんげん

    さやいんげん

  • さやいんげん(左)と紫いんげん(右)

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  • 白いんげん

    白いんげん

  • 黄色いんげん

    黄色いんげん

  • さやいんげん(花)

    さやいんげん(花)

  • さやいんげん(花)

    さやいんげん(花)

  • さやいんげん(落花後)

    さやいんげん(落花後)

  • さやいんげん(未熟)

    さやいんげん(未熟)

  • さやいんげん(未熟)

    さやいんげん(未熟)

  • さやいんげん(未熟)

    さやいんげん(未熟)

基礎データ DATA

サヤインゲンの旬(出回り時期)

※これはサヤインゲンの出回り量の割合をグラフ化したものです。農林水産省統計 年間卸売総量(2015年)を参考にしています

サヤインゲンの概要

さやいんげん(収穫前) 紫いんげん(収穫前)

さやいんげんは、いんげん豆を若採りしてさやごと食べる野菜です。甘納豆などに使われる「金時豆」や「大福豆」「紫花豆」などもいんげん豆の仲間ですが、これらはさやの中の豆だけを食べます。一方、さやいんげんは「どじょういんげん」や「モロッコいんげん」などのように、さやごと食べるのが大きな特徴です。

さやいんげんは「いんげんまめ」や「いんげん」などと表記されることもあり、関西地方では3度収穫できることから「さんどまめ」という別名もあります。

サヤインゲンの歴史

さやいんげんの花 紫いんげんの花

いんげんはメキシコ南部やグアテマラ、コスタリカ一帯が原産地で、南アメリカにおいて品種が分化したといわれています。1500年頃には中南米で広く食べられていて、コロンブスの大陸発見以降ヨーロッパにも伝播。さらにヨーロッパから北アメリカへ移住した人たちによって北米に持ち込まれ、広く栽培されるようになったそうです。なお、若いさやを食用にしたのはヨーロッパに渡来してからといわれています。

中国では16世紀の終わり頃に栽培されていたという記録があるそうです。日本へは1654年に中国からの帰化僧である隠元禅師によって伝来したといわれていますが、それが現在のさやいんげんと同じものかどうかは不明です。

現在のようなさやいんげんは、明治時代に入ってから政府が欧米から導入したものが元になっていて、今では全国で栽培されています。

サヤインゲンの見分け方(選び方)

見分け方

豆の形がくっきり出ておらず、全体の太さが均一でピンと張りがあり、きれいな緑色のもの。豆がでこぼこしているものは育ちすぎでかたいことがあります。また黄色味がかったものやへたが変色したもの、やわらかいものは食味が劣るので避けましょう。なお、多少曲がっていても味に影響はありません。

サヤインゲンの保存方法

ラップに包むかポリ袋に入れ、さらに新聞紙で包むなどして冷蔵庫の野菜室で保存します。本来は低温に弱い野菜なのであまり日持ちはしません。2~3日以内に使い切るようにしましょう。食べきれない場合はかためにゆでて冷凍すれば1ヶ月くらいは保存できます。

サヤインゲンの食べ方

和え物、揚げ物、煮物、汁物、サラダ、炒め物など

スジがある場合は、調理をするときに両先端を折り、そこからスジをスッと引っ張って取り除きます。

長時間ゆでるとやわらかくなるので、歯ごたえを残したいなら加熱時間は短めにしましょう。

サヤインゲンの栄養と効能

ゆで:βカロテン(580mcg)、食物繊維総量(2.6g)、カリウム(270mg)、葉酸(53mcg)

注目成分

アスパラギン酸

期待される効能

風邪予防、貧血予防、がん予防、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防、疲労回復、便秘予防

さやいんげんには、免疫力を高め風邪やがんの予防に効果があるといわれるβカロテンが比較的多く含まれています。また、便秘予防に効果のある食物繊維や、血圧の上昇を抑制して生活習慣病の予防に効果があるとされるカリウム、貧血予防によいとされる葉酸なども入っています。

そしてアスパラガスにも含まれるアミノ酸「アスパラギン酸」も含まれます。アスパラギン酸は疲労回復やスタミナ増強に効果があるとされます。

サヤインゲンの種類

さやいんげん

さやいんげん

長さは13〜15cmほどで、ほんのりと甘味があり、やわらかいのにシャキッとした歯触りのよさが特徴。一般的に流通しているのは丸さやの「どじょういんげん」と呼ばれるもので、「ケンタッキー・ワンダー(尺五寸)」や「キセラ」「さつきみどり」「江戸川」など数多くの品種があります。

モロッコいんげん

モロッコいんげん

さやが幅広くて平べったい平ざやのさやいんげん。長さは15〜20cmくらいで、幅が1.5〜2cmほどと大きめです。地中海沿岸地域の品種をタキイ種苗が導入したもので、1976年(昭和51年)から日本で種が販売されています。やわらかくて甘味があり、シャキシャキとした食感で炒め物や天ぷら、和え物などさまざまな料理に使えます。

紫いんげん

紫いんげん

長さ13〜15cmくらいの紫色のさやいんげん。ゆでると紫色が落ちて濃い緑色になります。紫色を残したいなら短時間でさっと加熱するようにしましょう。ただし流通量が少ないため、普通の青果店ではあまり見かけることはありません。

黄色いんげん

黄色いんげん

長さ14〜15cmくらいの黄色いさやいんげん。ゆでても色落ちはしないのでサラダや煮物の彩りにピッタリです。こちらも紫いんげんと同様、流通量が多くないので、普通のお店ではほとんど見る機会はありません。

各地の年間収穫量 さやいんげん

円グラフと下表の割合(%)が違うときは?

上の円グラフの割合(%)と下の表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

下の表は出典である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算したものです。

上の円グラフも農林水産省のデータですが、こちらは全国ではなく主要生産地のみのデータなので、値が公表されていない都道府県は含まれていません。

出典:農林水産省統計

2013年のさやいんげんの出荷量のうち最も多いのは千葉県で、約4,010トンを出荷しています。2位は約3,100トンを出荷している北海道、3位は約2,950トンを出荷している鹿児島県です。

栽培面積・収穫量の推移

出典:農林水産省統計

2013年のさやいんげんの栽培面積は約5,990ヘクタール。収穫量は約4万1,300トンで、出荷量は約2万7,000トンです。

サヤインゲンの輸入先と輸入量

出典:財務省統計

サヤインゲンはオマーンとメキシコから輸入されています。オマーンからの輸入量は約914トンで、サヤインゲン輸入量のほとんどを占めています。メキシコからの輸入量は約20.8トンで、全体の約2%程度です。

年別輸出入量

出典:財務省統計

サヤインゲンは海外から輸入されています。2014年の輸入量は約935トンで輸入額は約4億1,939万円です。輸入量は前年と比べると426トン(約31%)減少しています。

主要生産国(上位5か国)

出典:FAOSTAT(2013年)

サヤインゲン生産の上位5か国は、中国、インドネシア、トルコ、インド、タイです。1位の中国の生産量は年間約1,666万1,400トンで全体の約78%を占めています。2位のインドネシアは年間約88万1,613トンで全体の約4%、3位のトルコは年間約63万2,301トンで全体の約3%です。

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あきしまささげ
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