紫アスパラガス アスパラガス
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基礎データ DATA
- 紫色をしたアスパラガス
紫アスパラガスの特徴
「紫アスパラガス」はその名前の通り、紫色のアスパラガスです。形や大きさは「グリーンアスパラガス」とほとんど違いはなく、全体が赤紫~紫色をしています。生産量はあまり多くありませんが、5月から6月頃に旬の時期を迎えます。
甘味と香りはグリーンアスパラガスよりも強いといわれ、やわらかくて水分も豊富。鮮度がよいものは生食も可能です。紫色の色素はポリフェノールの一種であるアントシアニンによるもので、抗酸化作用があるといわれます。ただし、アントシアニンは加熱すると流出してしまうため、少しでも紫色を残したいならゆでるのではなく、さっと焼いたり電子レンジで短時間加熱したりするとよいでしょう。
紫アスパラガスには品種がいくつかありますが、比較的多く作られているのが「バーガンディ」という品種。赤みを帯びた紫色の美しい見た目で、食味がよいのが特徴です。また、香川県農業試験場が育成した「さぬきのめざめビオレッタ」は、2017年9月に品種登録出願公表がされた新品種です。バーガンディより早く収穫ができ、着色がよいといわれています。
紫アスパラガスの選び方(見分け方)
茎がまっすぐに伸びていて、張りとツヤがあり、みずみずしさを感じるものがよいでしょう。また紫色が鮮やかで、穂先が締まっているものが良品。同じ長さなら、太めのものを選びます。
切り口が乾燥していたり、茎が筋張ったりしているものは食味が落ちているので避けたほうが無難です。
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紫アスパラガスの保存方法
乾燥しないよう、新聞紙で包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。なるべく立てて置くようにします。切り口に湿らせたキッチンペーパーをあてておいてもよいでしょう。
長期保存したい場合は、冷凍保存も可能です。かためにゆでてから、水気をよくふいてラップで包んでから保存用袋に入れて冷凍庫へ。ただし、ゆでると紫色は溶けて失われてしまいます。
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紫アスパラガスの食べ方
根元近くのかたい部分を1~2cmほど切り落としてから調理します。また、皮がかたく感じる場合は、下部5cm程度の部分をピーラーでむきます。
鮮度のよいものは紫色を活かして、生のままサラダや和え物などにするのがおすすめです。また、色が落ちてしまいますが、ゆでたりソテーにするほか、揚げ物にしてもおいしく食べられます。少しでも色落ちを抑えたい場合は短時間でさっと焼くとよいでしょう。
紫アスパラガスの旬(出回り時期)
紫アスパラガスの出荷量が多いのは5月から6月頃です。