自然薯 やまいも ヤマイモ やまのいも 山芋
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基礎データ DATA
- 生い立ち:日本原産
自然薯の特徴
「自然薯(じねんじょ)」はやまのいもの一種で、ごぼうを太くしたような細長い形をしています。長さは60cm~1mほどになり、直径は3~4cmくらい。一般的な長いもより水分が少なく、すりおろしたときにとても粘りが強いのが特徴です。
スーパーなどで見かける自然薯は、形が真っ直ぐになるようにパイプなどを使って栽培している場合が多く、長いもなどに比べて生産に手間がかかるため価格は高めです。
また、天然自然薯はもともと量が少なく、掘り出す作業も大変なことから希少で高級品となっています。
ちなみに長いもは中国が原産地ですが、自然薯は日本の山野に古くから自生している日本原産種です。自然に生えることから「自然生(じねんじょう)」とも呼ばれます。
自然薯の選び方(見分け方)
皮に傷などがなく、重量感があって乾燥していないものがおすすめです。形に関しては、スラッと真っ直ぐに伸びたものは扱いやすく、ゴツゴツとしたものは粘りと風味がより強いといわれます。
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自然薯の保存方法
乾燥しないようポリ袋などに入れ、冷蔵庫または冷蔵庫の野菜室で保存します。新聞紙などで包んでポリ袋に入れてもよいでしょう。2度~5度くらいが適温のようです。状態や環境がよければ2~4週間は持ちますが、なるべく早く消費するようにしましょう。カットした場合は切り口をラップでしっかり包んでください。
また、すりおろしてとろろにしたものを冷凍しておけば長期保存が可能です。1食分ずつラップに包んで冷凍しておくと、とろろご飯などにさっと使えます。
なお、すりおろしたときに褐色になることがありますが、これはポリフェノールの酸化が原因といわれ、味に影響はありません。
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自然薯の食べ方
自然薯は粘りの強さを活かして、すりおろして食べるのが一般的です。自然薯は皮が薄いため、皮ごとすりおろして使用できますが、皮に土が付いているのでタワシなどでしっかりと洗い流してください。また、ヒゲが気になる場合は、コンロなどで表面を軽くあぶってヒゲを焼いておくとよいでしょう。
すりおろしてとろろにしたら、出汁を加えてとろろご飯やとろろそば、とろろ汁などにするのが定番。とろろをスプーンですくって鍋や味噌汁に入れたり、油で20秒ほど揚げて天ぷらにしても美味です。天ぷらは海苔で巻いて揚げると風味がアップします。
自然薯の旬(出回り時期)
自然薯の収穫時期は晩秋から冬にかけてです。