種子島紫 さつまいも サツマイモ 甘藷
種類/品種/ブランドなどの詳細ページ
基礎データ DATA
- 生い立ち:鹿児島県の種子島で古くから栽培
種子島紫の特徴
果肉が紫色の「種子島紫(たねがしまむらさき)」は、古くから鹿児島県の種子島で栽培されてきた在来種です。でんぷん質が多く食感がホクホクとしていて、お菓子の加工や焼酎の原料に向いています。また健康によいとされるポリフェノールの一種アントシアニンが豊富なのもポイントです。
そして、この種子島在来紫から選抜した品種に「種子島ゴールド」と「種子島ろまん」があります。どちらも1999年(平成11年)に鹿児島県によって品種登録されていています。
種子島ゴールドは種子島紫と同じく果皮が白っぽい黄色で、果肉は濃い紫色。ねっとりした肉質ですが少し粉質さも感じられ、甘味のあるさつまいもです。この種子島ゴールドが「種子島紫」と表記されていることもあります。
また「種子島ろまん(種子島ロマン)」は、皮が赤紫色で果肉が紫色。栽培規模は小さいですが、やや粘質の肉質で食味がよく、焼酎やお菓子の加工用にも適しています。
種子島紫の選び方(見分け方)
傷や変色した部分がないかを確認して、全体的に張りのあるものを選びます。ペースト状に調理するなら、ひげ根が少なくずんぐりと太めのものがよいでしょう。このほうが繊維質が少ない傾向にあります。
さつまいも サツマイモ 甘藷のページに戻る
種子島紫の保存方法
さつまいもは冷蔵庫での保存には向いていません。新聞紙で包んで段ボール箱に入れるなどして、13~16度ほどの冷暗所に置いておきましょう。加熱後にペースト状にして冷凍しておけば、長期保存も可能です。
さつまいも サツマイモ 甘藷のページに戻る
種子島紫の食べ方
種子島紫は焼き芋やふかし芋にして食べるほか、紫色を生かしてタルトやスイートポテトなどのお菓子作りに利用するのがおすすめ。また、蒸してから裏ごしをして砂糖などで味を調え「きんちゃく」にすると、簡単に和風スイーツができます。
種子島紫の旬(出回り時期)
種子島紫の出荷シーズンは晩秋から冬の間です。