モーウイ 瓜 ウリ うり
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基礎データ DATA
- 生い立ち:沖縄県で古くから栽培
モーウイの特徴
「モーウイ(モーウィ)」はおもに沖縄で栽培されているきゅうりの一種で、別名「赤毛瓜」や「赤ウリ」「毛ウリ」などとも呼ばれます。インドから中国南部を経て日本に伝わった「華南きゅうり」の仲間に分類され、数百年前に琉球王国が中国と盛んに交易をしていた頃に導入されたのではないかと考えられています。
果皮は赤茶色で、長さが約30cmと大きく、直径は6~8cmほどと太いのが特徴。重さは500g前後で大きなものは800g以上にもなります。味わいは淡泊でさっぱりとしていて、青臭さはありません。生で食べるときゅうりのような食感で、加熱すると冬瓜に似た食感になります。
収穫時期は夏から初秋。モーウイはつるを地面に這わせる「地這い栽培」が一般的で、風で倒れることがないため、台風が多い沖縄ではとても重宝されています。未熟な内は果皮が淡い緑色から黄色で、熟すにつれ褐色に変わり、さらに成熟してくると皮の表面に網目模様が現れます。
モーウイの選び方(見分け方)
モーウイは熟すと果皮が褐色になり、表面にヒビのような網目模様がでるので、この点をチェックします。また持ったときにずっしりと重みを感じ、皮に張りのあるものがおすすめです。皮に傷やへこみのあるものは避けましょう。
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モーウイの保存方法
モーウイの保存法はほかのウリと同様で、新聞紙に包んで冷暗所に置いておきます。気温が高い夏場は冷蔵庫の野菜室のほうがよいかもしれません。また、カットしたものはラップでしっかり包んで冷蔵庫に入れて保存し、翌日には使い切りましょう。
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モーウイの食べ方
モーウイは生のままでも加熱しても食べられます。食べるときはピーラーで皮をむいて、タネの部分は取り除きましょう。
生食ではサラダや和え物、酢の物などに適しています。スライスしてから軽く塩もみするとよいでしょう。また加熱調理する場合は、スープや味噌汁に入れたり、細切りや薄切りにして炒め物にしたりするほか、豚肉やしいたけなどと一緒に煮物にしてもおいしく食べられます。
モーウイの旬(出回り時期)
モーウイの収穫時期は7月から10月頃です。