飛騨紅かぶ かぶ カブ 蕪
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基礎データ DATA
- 生い立ち:大正時代に岐阜県で誕生
飛騨紅かぶの特徴
「飛騨紅かぶ」は、岐阜県高山市の周辺で古くから栽培されている中型の赤かぶです。葉は明るい緑色でボリュームがあり、皮は鮮やかな紅色。緑色と紅色のコントラストがはっきりしていて美しい姿をしています。
かぶは扁平な丸い形で、直径は12~14cmくらい、重さは300~400gほどです。果肉は緻密できめが細かく、やわらかくてほんのり甘味があります。地元ではおもに特産品の「赤かぶ漬け」に用いられています。
飛騨紅かぶは江戸時代から地元で作られていた「八賀かぶ」の突然変異とされています。八賀かぶは赤紫色ですが、大正7年にその中から真紅のかぶが見つかり、それを選抜して質のよい飛騨紅かぶができたそうです。
収穫シーズンは11月中旬頃。飛騨地方ではこの時期、朝晩の気温が急激に下がるため、昼夜の寒暖差によって特有の緻密さと甘さが増すといわれます。
飛騨紅かぶの選び方(見分け方)
果皮の色が鮮やかな紅色で張りとツヤがあり、傷のないものを選びましょう。また、葉付きの場合は、きれいな緑色でみずみずしさがあり、ピンとしているものがおすすめです。
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飛騨紅かぶの保存方法
すぐに使う場合は新聞紙で包んで冷暗所で保存。すぐに調理できない場合は、葉とかぶを切り分けて、それぞれラップや新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。葉は日持ちしないのでなるべく早く使い切りましょう。さっとゆでてから冷凍すれば長期保存も可能です。
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飛騨紅かぶの食べ方
飛騨紅かぶは煮物でも食べられますが、漬け物に向くかぶなので甘酢漬けや塩漬け、ぬか漬け、千枚漬けなどがおすすめです。葉もやわらかくておいしいので、一緒に漬け物にしたり、煮浸しや味噌汁の具などに利用するとよいでしょう。
飛騨紅かぶの旬(出回り時期)
飛騨紅かぶの収穫期は10月下旬から11月下旬頃です。