高菜 からし菜 カラシナ 芥子菜
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基礎データ DATA
- 生い立ち:古くから日本で栽培
高菜の特徴

「高菜」はアブラナ科の「つけ菜(ツケナ)」のひとつで、「からし菜」の仲間になります。ピリッとほどよい辛味を持ち、からし菜に比べると葉や株が大きめです。葉は幅広で切れ込みのないものが多く、平たい長楕円形や、ちりめん状に縮みがあるものなどタイプはさまざま。葉色は淡い緑色から濃い緑色、さらに紫色が混じったものもあります。ちなみに中心の葉脈や基部が厚いものは「多肉性高菜」ともいわれます。
高菜は古くから日本で食べられていて、地域ごとにいろいろな品種があります。九州を中心とした西日本での栽培が多く、福岡県でよく見られる「三池高菜」は葉が大きく葉肉が厚いのが特徴。高菜漬けにされることが多く、とんこつラーメンのトッピングにも使われます。
大型の「大葉高菜」は葉が肉厚でしっかりしていて、漬け物やお浸し、煮物などに利用されています。葉が赤い「赤大葉高菜」もあり、おもに三重県で栽培されています。
ほかにも「長崎高菜」(長崎県)や「阿蘇高菜」(熊本県)、「久住高菜」(大分県)、「地高菜」(鹿児島県)、「山形青菜」(山形県)など各地にさまざまな高菜が存在します。
高菜の選び方(見分け方)

葉色が鮮やかな濃緑色で張りがあり、軸がしっかりしているものがよいでしょう。切り口が変色していたり、葉がしおれたりしているものは避けます。
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高菜の保存方法
新聞紙などで包んでからポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に入れておきます。あまり日持ちはしないので2~3日で使いきりましょう。
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高菜の食べ方

高菜は漬け物にするのが一般的です。塩と唐辛子で漬け込むのが定番ですが、好みに応じて昆布を入れたり醤油を加えたり、いろいろな味付けが楽しめます。また、漬けた高菜を細かく刻んで炒飯の具材にしても美味です。
もちろん漬け物だけでなく、そのまま煮物や炒め物にすることもできます。葉に厚さがあるので鶏肉や豚肉などと合わせて炒め煮にしてもよいでしょう。
かつお菜

福岡県では一般的な高菜のほかに、高菜の仲間「かつお菜」も生産されています。これはやや小型で葉の表面が縮れていて、辛味はありません。博多地方のお雑煮にも使われていて、煮物や炒め物などに最適。煮るとかつお節に負けないくらい風味がよいことから、この名前がついたといわれます。
高菜の旬(出回り時期)
高菜が多く出荷される時期は11月から3月頃です。