大浦ごぼう ごぼう ゴボウ 牛蒡
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基礎データ DATA
- 生い立ち:千葉県で古くから栽培
大浦ごぼうの特徴


「大浦ごぼう」は、千葉県匝瑳市大浦地区で江戸時代から栽培されてきたといわれる伝統野菜です。直径が10cmほどと太く、内側が空洞になっているのが大きな特徴。短根種に分類されていますが、長さは60cm~1m程度あり、大きくてずんぐりとした姿をしています。
肉質はやわらかく、一般的なごぼうに比べると繊維質は少なめ。調理法としては煮物が定番で、しっかり煮込むことによりソフトな食感になります。
なお、大浦ごぼうは成田山新勝寺に奉納するために契約栽培されていて、市場には出回りません。奉納された大浦ごぼうは成田山の参拝者に提供され、縁起物として珍重されています。
一方、スーパーや直売所などで売られている大浦ごぼう(大浦太ごぼう)もありますが、契約栽培のものとは区別されています。とはいえ、こちらもしっかりと太さがあって食味のよいごぼうです。
大浦ごぼうの選び方(見分け方)

太くて適度な弾力があり、ずっしりと重みを感じるものがおすすめです。なお、表面にひびが入っていたり、切り口に空洞が見られることがありますが、これは大浦太ごぼうの特徴なので気にしなくてよいでしょう。
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大浦ごぼうの保存方法
乾燥するとかたくなってしまうので、新聞紙で包んで冷暗所で保存し、なるべく早く消費しましょう。土付きのままのほうが保存性がよいので、洗わないでおきます。
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大浦ごぼうの食べ方

大浦太ごぼうは煮物に最適なごぼうです。じっくり煮込むとやわらかな食感になり、味もよく染みます。空洞が大きいものは肉詰めにしてもよいでしょう。もちろんきんぴらごぼうや和え物などにも使えます。
大浦ごぼうの旬(出回り時期)
収穫期は10月から12月頃です。