インカのめざめ じゃがいも ジャガイモ 馬鈴薯
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:出願者所有の育成系統同士を交配
- 品種登録年:2001年(平成13年)
- 肉質:やや粘質 煮くずれ:少ない
- 花の色:紫色
インカのめざめの特徴
「インカのめざめ」は、農研機構北海道農業研究センターで育成されたじゃがいもです。同研究センター所有の育成系統を掛け合わせて育成し、2001年(平成13年)に品種登録されました。
いもは小さめの卵形で、果肉は濃い黄色。肉質は粉質と粘質の中間くらいで煮崩れしにくく、少しホクホク感があり、甘味が強いのが特徴です。低温貯蔵によりショ糖の含有量が増え、その味わいは栗やさつまいものようだとも評されます。
目が浅くて皮をむきやすい反面、芽が出るまでの休眠期間が短いため、日持ちはよくありません。流通量は少なめですが、主産地の北海道をはじめ全国で栽培されていてます。なお、花色は紫色です。
インカのめざめの選び方(見分け方)
ふっくらとした形で皮に張りがあり、持ったときに重みを感じるものがおすすめです。なるべく表面がなめらかで皮が薄いものがよいでしょう。芽が出ていたり、シワが寄ったものは避けます。なお、インカのめざめは小ぶりなものもよく見られますが、小さくても問題ありません。
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インカのめざめの保存方法
インカのめざめは長期保存には向かない品種なので、なるべく早く消費します。新聞紙で包んでからポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存するとよいでしょう。
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インカのめざめの食べ方
インカのめざめは煮崩れしにくく、粉質と粘質のバランスがよく甘味もあるので、煮物や揚げ物、サラダ、じゃがバターなどさまざまな食べ方が楽しめます。
コロッケに使うとしっかりと甘さを感じられ、また色が濃いのでポテトサラダにするときれいな色になります。
「インカのひとみ」
2009年(平成21年)に品種登録された「インカのひとみ」は、インカのめざめを改良したものです。こちらも果肉は濃い黄色で、甘味が強くて食味に優れ、栗のようなナッツ系の香りがあるのが特徴。また皮はさつまいものような赤色で、目の周囲が黄色く、まだら模様の個性的な外観をしています。1株あたりの収量はインカのめざめよりも多めです。
インカのめざめの旬(出回り時期)
インカのめざめが多く出荷されるのは秋です。