赤ピーマン ピーマン パプリカ
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基礎データ DATA
- 緑ピーマンが完熟したもの
赤ピーマンの特徴

「赤ピーマン」は緑色のピーマンを完熟させたものです。一般的な緑ピーマンは、開花後25日前後の未熟果を収穫しますが、赤ピーマンは開花後60日ほど経過した完熟果を収穫します。
完熟することで甘味が増し、フルーティな風味になるのが特徴。緑ピーマンには特有の青臭さや苦味がありますが、赤ピーマンにはそれがありません。また、赤い色はカプサンチンという色素によるもので抗酸化作用があるとされ、ビタミンCやβカロテンも豊富に含みます。
ただし、赤ピーマンは収穫までの日数がかなりかかる上に、完熟状態なので日持ちも短いことから、流通量はあまり多くありません。なお、赤ピーマンとパプリカは別物で、大型のパプリカは輸入物が多いですが、赤ピーマンの多くは国内産となっています。
赤ピーマンの選び方(見分け方)
赤ピーマンは色鮮やかで皮にツヤがあり、肩が張ってふっくらとしたものを選びましょう。ヘタの切り口が黒くなっているものや、乾燥して皮にシワが出ているものは鮮度が落ちています。
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赤ピーマンの保存方法
冷蔵庫の野菜室で保存します。ピーマンは水気がついていると腐敗しやすいため、表面をよく拭き、キッチンペーパーや新聞紙などに包んでポリ袋に入れましょう。
赤ピーマンは緑ピーマンに比べると日持ちが悪いので、なるべく早く消費するようにします。特に果肉がやわらかくなっているものは2~3日で使い切りましょう。
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赤ピーマンの食べ方
炒め物や煮物、揚げ物、オーブン料理、肉詰めなど普通のピーマンと同じように扱えます。
苦味がなくて甘味を感じるので、生のままサラダや和え物にして食べてもよいでしょう。赤ピーマンならではのフルーティな風味が味わえます。またピクルスにしても彩りよく仕上がります。
赤ピーマンとパプリカとカラーピーマンの違い


赤ピーマンは「パプリカ」や「カラーピーマン」と混同されがちですが、これらとは異なります。赤ピーマンは30~40gほどの中果種ですが、パプリカは果肉が厚くてサイズが150gほどの大果種に分類されます。
また、カラーピーマンは中型や小型のカラフルなピーマンのことで、パプリカ同様にカラーバリエーションが多く甘味が強いのが特徴。赤ピーマンは緑色から赤に変化するだけですが、パプリカとカラーピーマンは完熟すると、品種に応じて黄色やオレンジ色になります。
つまりパプリカはカラーピーマンの一種で、一般的に大型のものがパプリカ、そして中型・小型のものがカラーピーマンと呼ばれることが多いです。ただ、小さなカラーピーマンを「ミニパプリカ」とすることもあります。
赤ピーマンの旬(出回り時期)
露地栽培の赤ピーマンは夏が旬ですが、ハウス栽培のものは周年出回ります。