鳴門金時 さつまいも サツマイモ 甘藷
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基礎データ DATA
- 生い立ち:「高系14号」の系統選抜
鳴門金時の特徴
「鳴門金時」は高知県で育成された「高系14号」という品種の系統選抜で、おもに西日本で流通しています。ホクホクとしていて甘味が強く、特に焼き芋にするとおいしいさつまいもです。
徳島県で栽培される「なると金時」はオリジナルブランドとしても有名。この「なると金時」という名前は商標登録されていて、徳島県の特定地域で栽培されたものだけが使用できます。ミネラルの多い砂地で栽培されるため、質のよいさつまいもができるとのことです。
またJA里浦では、なると金時を「里むすめ」というブランド名で出荷しています。鳴門市里浦町は気候と土壌がさつまいもの栽培に適していて、食味のよいさつまいもができるそうです。
鳴門金時の選び方(見分け方)
全体がきれいな赤紫色で、皮に張りがあるものがおすすめ。また、表面があまりデコボコしておらず、太さが均一のものがよいでしょう。家庭で焼き芋にする場合、太いものは火が通りにくいので、ほどほどの大きさのものがいいかもしれません。
また、皮に蜜が染みだしているものは甘味が強いといわれます。
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鳴門金時の保存方法
新聞紙などで包んで風通しのよい冷暗所で保存します。13~16度くらいの場所がおすすめです。なお、さつまいもは低温に弱いので冷蔵庫には入れないでください。冬場は新聞紙で包んで段ボールや発砲スチロールに入れるなどして、冷えすぎないようにすることが大切です。
焼き芋やふかし芋などにしたものは冷凍保存が可能です。加熱後にペースト状にしたものを冷凍すれば、スイートポテトなどのお菓子作りにも利用できます。
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鳴門金時の食べ方
鳴門金時はホクホクとした食感なので焼き芋や天ぷら、ふかし芋、大学芋などで食べるとよいでしょう。オーブンレンジや魚焼きグリルなどを使えば、家庭でも焼き芋を楽しめます。ペースト状にしたものをタルトや芋ようかんなどに使っても美味です。
鳴門金時の旬(出回り時期)
鳴門金時は8月から11月頃に収穫され、冬の間に貯蔵したものが春頃まで出荷されます。特に1月から3月頃のものは、貯蔵により熟成しているため甘味が強いといわれます。