穂じそ しそ シソ 紫蘇
種類/品種/ブランドなどの詳細ページ
基礎データ DATA
- しその花穂の部分
穂じその特徴
しそは、葉を利用するのが一般的ですが、花穂(かすい)も食用に使えます。花穂とは、稲穂のように軸に沿ってたくさんの花がついた状態のもの。そして、しその花穂は成長の段階によって名称が変わります。
花をつけたものは「花穂じそ(はなほじそ)」で、花が終わって実が熟す前のものは「穂じそ」と表記。穂じそは束の状態で出荷するので、別名「束穂(たばほ)」とも呼ばれます。また、実がふくらんだものは「実じそ」、しごいた実は「こき穂」ともいわれます。
実が熟す前の状態の穂じそは、軸に沿って2mmほどの小さな実が密集してつき、さわやかな香りがするのが特徴。刺身のあしらいとして使われることが多く、このほか醤油漬けや和え物、天ぷらなどにも利用できます。
おもに愛知県で生産されていて、本来の旬は秋ですが施設栽培や露地栽培などを組み合わせることにより周年出荷されます。
穂じその選び方(見分け方)
穂じそは実が密集していて、粒がふっくらとしているものがよいでしょう。軸がピンとしているか、切り口が乾燥したり変色したりしていないかも確認します。
しそ シソ 紫蘇のページに戻る
穂じその保存方法
購入時のパックのままでもかまいませんが、軽く湿らせたキッチンペーパーで包んでから再びパックに入れておくとより乾燥を防げます。冷蔵庫の野菜室で保存して早めに消費しましょう。
また、コップに少量の水を入れて立てておくという方法もあります。この場合、乾燥防止のために上からラップをかぶせておくとよいでしょう。
使い切れない場合は、塩漬けにしておくと長めに保存が可能です。実をしごいて、さっと熱湯にくぐらせてから30%ほどの割合の塩をかけます。冷めてから瓶に入れて冷蔵保存しておけば、2週間くらい持ちます。
しそ シソ 紫蘇のページに戻る
穂じその食べ方
穂じそは刺身に添えられることが多く、香りや風味を楽しみます。軸を持ってお箸で実をしごいてしょうゆに入れ、薬味として使いましょう。
また和え物や天ぷら、佃煮や塩漬けなどにしても美味。塩漬けは、おにぎりに使うのがおすすめです。
穂じその旬(出回り時期)
穂じそは周年出回っています。出回っている量にもあまり変化がなく、旬はあまり感じない野菜といえるでしょう。
参考:東京都中央卸売市場
旬カレンダーのページに移動