キタアカリ じゃがいも ジャガイモ 馬鈴薯
種類/品種/ブランドなどの詳細ページ
基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「男爵薯」×「ツニカ」
- 品種登録年:1988年(昭和63年)
- 肉質:粉質 煮くずれ:多い
- 花の色:赤紫色
キタアカリの特徴
「キタアカリ」は、「男爵薯(だんしゃくいも)」と「ツニカ」を交配して育成したじゃがいもです。旧北海道農業試験場が開発し、1988年(昭和63年)に品種登録されました。
いもの形は扁球形で、皮が白黄色でやや粗く、目の深さは中程度。果肉は黄色く、粉質でホクホクとした食感です。煮崩れしやすい性質なので煮物には適さず、サラダや蒸しいも、粉ふきいもなどに向いています。また、加熱すると舌触りがよく甘味も感じられます。
キタアカリはジャガイモシストセンチュウという害虫に対する抵抗性品種として育成されました。病気に強くて1株あたりの収穫量が多く、ビタミンCの含有量が多いことからシェアが拡大。全国の幅広い地域で生産されています。ちなみに花の色は赤紫色です。
主産地の北海道では夏から秋に収穫し、貯蔵したものが翌年まで順次出荷されます。なお、キタアカリという名前には、「北の大地に希望の明かりを」との意味が込められているそうです。
キタアカリの選び方(見分け方)
ふっくらと丸みがあり、皮がなめらかで重みを感じるものがよいでしょう。芽が出ているものや、表面が緑色になっているもの、シワがよったものなどは避けます。
じゃがいも ジャガイモ 馬鈴薯のページに戻る
キタアカリの保存方法
日が当たらないよう新聞紙などで包んで冷暗所に置いておきます。気温の高い時期は傷みやすいので、さらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存するとよいでしょう。
長期保存したいときは冷凍保存も可能ですが、そのままでは中の水分が膨張して、解凍時に舌触りが悪くなります。冷凍するときはゆでてからマッシュ状につぶしておきましょう。ラップで平たく包んでから冷凍すると調理する際に便利です。
じゃがいも ジャガイモ 馬鈴薯のページに戻る
キタアカリの食べ方
キタアカリは煮くずれしやすい品種なので、煮込み料理には適さず、ポテトサラダやコロッケ、粉ふきいもなどに利用されることが多いです。また口当たりがよいので、ビシソワーズ(冷製スープ)にも向いています。
じゃがバターにするなら、皮ごと電子レンジで加熱すると崩れにくく、ホクホク感が楽しめます。
キタアカリの旬(出回り時期)
キタアカリが多く収穫される時期は9月から10月頃です。