中長なす ナス なす 茄子
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基礎データ DATA
- 長さ12~15cm程度の長卵形のなす
中長なすの特徴
「中長なす」は、もっとも多く流通している一般的ななすです。濃紫色で光沢があり、長さは12~15cm程度で、重さは70~110gくらい。「長卵形」とも称され、F1(一代交配)品種の「千両」や「千両2号」などが栽培されています。品種名は店頭で表記されませんが、ほかにも「早生大名」や「千黒2号」「くろべえ」などいろいろな種類があります。
中長なすは皮も果肉も適度にやわらかく、水分をほどよく含んでいてサイズ的にも扱いやすいのが特徴。調理法は幅広く焼き物、煮物、蒸し物、漬け物などオールマイティに使用できます。
中長なすは一株あたりの収穫量も多く、ハウス栽培によって長期間収穫できるので日本全国に広く普及しています。また、なすのヘタにはトゲがついていますが、最近はトゲなしのものも作られています。
中長なすの選び方(見分け方)
皮がツヤツヤとしていて張りがあるものを選びましょう。部分的に茶色になっているものは、そこがかたくなっているので避けたほうが無難です。
また、同じ大きさならより重みのあるものがおすすめです。ヘタの切り口がきれいで変色していないかも確認しましょう。
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中長なすの保存方法
なすは皮が薄く、乾燥が進むと水分が抜けて縮んでしまいます。そのため新聞紙などで包んで乾燥を防止することが大切。また冷やしすぎたり、直接冷気にあてると傷みが早まるので、冷蔵する場合は新聞紙に加えてポリ袋などに入れて野菜室で保存しましょう。
長期保存したい場合は、焼いたり揚げたりしてから冷凍するとよいでしょう。また乾燥させて「干しなす」にするのもおすすめです。縦に切ってザルに広げて天日干ししたものを保存用袋に入れておくと、煮物や汁物などでさっと使えて重宝します。
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中長なすの食べ方
中長なすは焼き物や煮物、炒め物、漬け物などさまざまな用途に使える便利な食材です。切り方や火の通し方で食感が違ってくるので、料理に応じて工夫するとよいでしょう。
煮物やソテーは、皮に浅い切れ目を斜めに入れておくと早く火が通ります。また炒め物なら、一緒に炒める食材に応じて大きさや切り方を合わせておくと、均一に火が通っておいしく仕上がります。焼き物や炒め物にする際は、やや強火で調理し、なすの水分を早く飛ばすのがコツです。
なす料理としては焼きなすや煮浸し、麻婆茄子、漬け物などがポピュラーですが、ラタトゥイユやラザニア、スパイス炒めやカレー、なすのペーストなど、世界各国の料理に挑戦してみてもよいでしょう。
中長なすの旬(出回り時期)
中長なすは年間を通して流通していますが、多く出回るのは6月から8月頃です