赤じそ しそ シソ 紫蘇
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基礎データ DATA
- 葉が赤紫色のしそ
赤じその特徴
「赤じそ」は葉が赤紫色のしその葉です。特有の香りがあり、葉の形は「青じそ(大葉)」と同じように先がとがった卵型。日本では古くから利用されていて、縄文時代の遺跡からも種実が出土しています。しそは漢字で「紫蘇」と書くように、もともとは赤紫色で、青じそは赤じその変種になります。
赤じその紅色は、アントシアニンの一種の「シソニン」という色素によるもの。この色素は酸性のものと混ざると鮮やかな赤色になるため、梅干やしょうがなどの色付けに使われてきました。また香りは「ペリルアルデヒド」や「リモネン」などの成分によるものです。シソニンには抗酸化作用、ペリルアルデヒドには抗菌作用があるといわれます。
赤シソには葉に縮みがある「ちりめんしそ」と、縮みのないタイプがあり、さらに葉の裏面だけが赤紫色で表が緑色の「カタメンジソ」という種類もあります。種類や系統によって香り成分の含有量は少し異なります。
なお、青じそは葉だけの状態で売られることが多いですが、赤じそは茎ごと束にされていることがほとんどです。また、青じそは一年を通して店頭に並びますが、赤じその出荷シーズンは夏になります。
赤じその選び方(見分け方)
赤じそは束で売られていることが多いので、葉の張りやみずみずしさをチェックします。しなびていたり、変色したりしているものは避けましょう。また、香りがよいかも大切なポイントです。
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赤じその保存方法
赤じそは鮮度の低下が早いので、新聞紙や湿らせたキッチンペーパーなどで覆ってからポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存し、なるべく早く使用ましょう。
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赤じその食べ方
赤じそは梅干しを漬けるほか、塩漬けやジュースなどに利用できます。梅干しを漬ける場合はアク抜きが必要です。葉をよく水洗いしてから塩でもみ、しっかり絞ってアク抜きしてから使いましょう。
塩漬けにしたものは、おにぎりを包むのに最適。また、梅干し漬けに使用した葉を乾燥させて、ふりかけのゆかりにするという使い方もできます。
赤じそジュースは葉を水洗いし、熱湯で煮出して砂糖とレモン汁を加えればOK。水で薄めて飲みましょう。
赤じその旬(出回り時期)
赤じその旬は5月頃から7月頃まで。6月頃が出荷の最盛期です。
参考:東京都中央卸売市場
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