長いも やまいも ヤマイモ やまのいも 山芋
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基礎データ DATA
- こん棒型の長いやまのいも
長いもの特徴
「長いも(ながいも)」は、一般的に棒状の長いやまのいもを指します。「いちょういも」や「つくねいも」も分類上はナガイモの一種ですが、扁平のものはイチョウイモ群、丸い塊のものはツクネイモ群に分けられ、こん棒型のものがナガイモ群となります。
長いもは、長さ50~80cm程度で直径は4~6cmくらい。表面にひげ根が生えていて、ほかのやまのいもより粘りが弱めで、水分は多めです。
おもな産地は青森県や北海道、岩手県など冷涼な気候の地域が多く、収穫時期は基本的に春と秋の2回です。貯蔵性に優れているため、年間を通して店頭に並びます。
店頭で品種名が明記されることはあまりありませんが「トロフィー」や「ガンクミジカ」「ずんぐり太郎」、いちょういもと長いもを交配した「ネバリスター(根張星)」などがあり、ほかにも各地でそれぞれの在来系統が作られています。
長いもの選び方(見分け方)
適度な太さがあり、手に持ったときに重みを感じるものを選びましょう。表面に傷みがあると保存性に影響するので、傷や変色がないかをチェック。また、カットして売られているものは、切り口が乾燥していないか、きれいな白色をしているかも確認しましょう。
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長いもの保存方法
1本丸ごとのものは、新聞紙で包んで室内の涼しい場所に置いておきます。気温が高い時期は、新聞紙の上からポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に入れたほうが安心です。鮮度や保存状態によっては日持ちしますが、なるべく新鮮なうちに食べ切りましょう。カットしたものはラップでぴったりと包み冷蔵保存し、数日中に食べ切ります。
また、すりおろしてとろろにしたものは冷凍保存が可能です。色が変わらないように皮をむいた段階で酢水につけてからおろします。保存用の袋に入れて平らに広げてから凍らせておくと、解凍して使う際に便利です。
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長いもの食べ方
長いもは、すりおろしてとろろご飯やとろろ汁などにするほか、酢の物や和え物、サラダにするとよいでしょう。短冊切りや細切りにするとサクサクとした歯ごたえが楽しめます。また1cmほどの輪切りにしてソテーにしたり、天ぷらにしても美味。お好み焼きを作る際は、すりおろしたとろろを生地に加えると、焼き上がりがふんわりとして風味がアップします。
長いもの旬(出回り時期)
長いもは周年出回っています。出回っている量にもあまり変化がなく、旬はあまり感じない野菜といえるでしょう。
参考:東京都中央卸売市場
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