黄かぶ かぶ カブ 蕪
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基礎データ DATA
- 果皮が黄色いかぶ
黄かぶの特徴
皮が黄色の「黄かぶ」は、おもにヨーロッパで栽培されています。日本ではまだ馴染みが薄く、少量が輸入されているほか、直売所などで見かける程度しか出回っていません。
黄かぶの中で比較的知られているのが「ターニップ・ゴールデンボール」や「ルタバガ」です。ターニップ・ゴールデンボールは直径8~10cmほどの中かぶで、皮は黄色く果肉はクリーム色に近い黄色をしています。肉質は緻密で少しかたく、煮崩れしにくいのが特徴。食感はホクホクとしていて特有の香りがあります。
ルタバガはキャベツとかぶの交配種といわれ、別名「イエローターニップ」や「スウェーデンかぶ」とも呼ばれます。形はかぶよりやや長めで、皮と果肉は黄色~白っぽいクリーム色。皮の上部が緑や紫色になっているものも多いです。果肉は締まっていてかたく、加熱するとじゃがいもとキャベツとかぶを合わせたような味わいでほんのりと甘味も感じます。
ほかにもF1種(一代交配種)や改良種などの黄かぶもあります。これらは「黄金かぶ」と呼ばれることが多く、基本的に皮と果肉は黄色で、甘味があり果肉がしっかりしているのが特徴です。
黄かぶの選び方(見分け方)
皮に張りがあり重量感のあるものを選びましょう。葉付きの場合は、葉がみずみずしくて軸がしっかりとしているものがおすすめです。
ルタバガは基本的に皮の表面が粗く、葉に近い部分が緑や紫色になっていることが多いので、見た目に関してはあまり気にしなくてもよいでしょう。なお、ルタバガは葉が切り落とされた状態で販売されていることが多いです。
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黄かぶの保存方法
黄かぶは比較的日持ちしますが、鮮度のよいうちに食べましょう。葉付きのものは葉を切り落として別々で保存。根は新聞紙やラップで包み冷蔵庫の野菜室で保存しておきます。
葉は1~2日で調理するようにします。かためにゆでて小分けしたものを冷凍しておくと長期保存が可能です。
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黄かぶの食べ方
黄かぶは加熱しても煮崩れしにくいので、シチューやポトフ、スープなどがおすすめです。加熱してやわらかくなったものをフードプロセッサーにかけ、牛乳などを加えてポタージュスープにしてもよいでしょう。
また、ゆでたものを付け合わせやサラダ、グラタンなど使っても黄かぶの甘さが引き立ちます。葉はサラダやスープなどに利用するとよいでしょう。
黄かぶの旬(出回り時期)
黄かぶは秋から冬頃がシーズンです。