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  • 金時しょうが

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  • 一定期間貯蔵したしょうが

根しょうがの特徴

しょうが

「根しょうが」は「ひねしょうが」や「囲い生姜」ともいい、一定期間貯蔵してから出荷されるしょうがのことです。皮が薄茶色で香りや辛みが強く、繊維質でかたいのが特徴。そのまま食べるのではなく、すりおろして薬味に使ったり、肉や魚料理の下味などに利用されます。

収穫後すぐに出荷されるものは「新しょうが」と呼ばれ、皮が白くてやわらかさがあります。一方、根しょうがは2か月ほど貯蔵してから出荷されるため、皮の色やかたさ、辛味などが異なります。

もともと熱帯アジアが原産とされるしょうがは、日本でも温暖な地域である高知県や熊本県などが主産地です。ハウス栽培と露地栽培の併用や、貯蔵したものを順次出荷することで周年出回ります。

根しょうがの選び方(見分け方)

しょうが

根しょうがは、全体がふっくらとしていて傷がなく、かたく締まったものがよいでしょう。切り口がしなびていたり変色したりしているものは、そこから傷みやすいので避けます。

根しょうがの保存方法

乾燥すると縮んでしまったり、風味が薄くなったりします。乾燥防止のためにキッチンペーパーなどで包んでからポリ袋に入れて、冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。また、水を入れた密閉容器に入れて、水を取り替えながら冷蔵保存することもできます。

長期保存したい場合は冷凍も可能。みじん切りやすり下ろしたものを小分けにして冷凍しておけば、さっと使えて便利です。

根しょうがの食べ方

しょうが

根しょうがは調理の下味や風味づけ、薬味などほか、魚や肉のにおい消しといった利用方法があります。

におい消しや下味として使う場合は、皮の近くに香り成分が多く含まれているので、皮ごとすりおろすのがポイントです。

薬味の場合はすりおろして使ってもよいですが、絞り汁だけを使う方法もあります。炒め物に使うなら、細かく切ったものを最初に投入すると、油に香りがなじみます。

煮物や煮魚などにトッピングする場合は、千切りの「針しょうが」にすると料理を引き立てます。極細に切って水にさらしておきましょう。

また、しょうがシロップを作っておくのもおすすめです。スライスして砂糖と一緒に煮ておき、仕上げにレモン汁を加えます。寒い季節にはお湯で薄めて飲んだり、暑い季節には炭酸で割ってジンジャエールにしたり、料理に利用することも可能です。

根しょうがの旬(出回り時期)

根しょうがは周年出回っています。出回っている量にもあまり変化がなく、旬はあまり感じない野菜といえるでしょう。

参考:東京都中央卸売市場

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