聖護院かぶ かぶ カブ 蕪
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基礎データ DATA
- 生い立ち:江戸時代に誕生
聖護院かぶの特徴
「聖護院かぶ」はおもに関西地方で栽培されている大型の丸かぶです。直径は15~20cm程度、重さは1.5~3kgほどになり、やや扁平のふっくらとした丸形。皮はきれいな白色で、肉質は緻密できめ細かく、やわらかくてほのかに甘味があります。
聖護院かぶは漬け物に適していて、京都では千枚漬けの材料として有名です。もちろん漬け物だけでなく、煮崩れしにくいので煮物にしたり、すりおろしてかぶら蒸しなどにも利用できます。
ちなみに聖護院かぶは京都が原産ですが、隣の滋賀県で作られていた「近江かぶ」が起源といわれています。江戸時代から栽培が行われていて、伝統野菜として今日に受け継がれています。
聖護院かぶの選び方(見分け方)
皮がきれいな白色で張りがあり、傷やひび割れのないものがよいでしょう。同じ大きさなら持ったときに重みを感じるほうがおすすめです。葉付きの場合は葉が枯れておらず、みずみずしいものを選びましょう。
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聖護院かぶの保存方法
乾燥しないよう新聞紙で包むかポリ袋に入れるなどして冷暗所または冷蔵庫の野菜室へ。葉付きのものは葉の部分をカットして、葉と根を切り分けておきましょう。そのままにしておくと、葉のほうに栄養や水分が奪われてしまいます。
葉は日持ちしないので、ゆでてから小分けにして冷凍しておくとよいでしょう。こうして保存しておけば必要なときにさっと使えて便利です。
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聖護院かぶの食べ方
聖護院かぶは薄くスライスして千枚漬けや甘酢漬けにしたり、煮物やスープ、すりおろして白身魚と蒸すカブラ蒸しなど、いろいろな料理に活用できます。
葉も新鮮であれば食べられます。よく水洗いして適当な長さに切り、炒めたりゆでるなどして、漬け物や味噌汁、炒飯の具などに利用するとよいでしょう。
聖護院かぶの旬(出回り時期)
聖護院かぶの旬の時期は11月から2月頃です。