安納いも さつまいも サツマイモ 甘藷
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基礎データ DATA
- 生い立ち:鹿児島県種子島の在来種
安納いもの特徴




「安納いも」は鹿児島県の種子島で古くから栽培されている在来種です。おもな品種として皮の色が淡黄色の「安納こがね」と、皮が赤紫色の「安納紅」があり、ともに果肉はオレンジ色。加熱すると果肉は濃い黄色になり、粘質で甘味が強く、とろけるような口当たりが楽しめます。
安納紅は在来安納いもから選抜固定した品種で、安納こがねは在来安納いもの変異個体を選抜して育成。いずれも1998年(平成10年)に命名登録されています。
なお、安納こがね(安納黄金)は「安納もみじ」の名前で出荷されることもありますが、安納もみじはJA種子屋久の登録商標となっています。
さつまいもは基本的に収穫後しばらく貯蔵してから出荷されます。安納いもも同じく、貯蔵庫で1か月ほど熟成させると、さらに糖度が高くなり甘味がアップするとのこと。貯蔵した安納いもは「完熟安納芋」や「熟成安納いも」などとも表記され、焼き芋にしてから販売されることもあります。
安納いもの選び方(見分け方)

形がふっくらとしていて皮に張りがあるものがよいでしょう。また、持ったときに重みを感じるものがおすすめです。皮に傷が多いものや色ムラの激しいものは避けたほうがよいでしょう。
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安納いもの保存方法


さつまいもは低温で保存すると傷んでしまうので、冷蔵庫には入れません。新聞紙などで包み、風通しのよい冷暗所で保存しましょう。13~16度くらいが適温とされます。
冬の寒い時期は、安納いもを新聞紙で包んでから段ボールや発砲スチロールに入れるなどして、冷えないようにしましょう。
加熱したものは冷凍保存が可能です。焼き芋やふかし芋などにして冷凍するほか、ペーストしておけばお菓子作りにすぐに使えて便利です。
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安納いもの食べ方
安納いもは焼き芋のほか、ふかし芋や大学芋、タルト、芋ようかんなどにして食べるのがおすすめです。家庭で焼き芋を作る場合は、水洗い後、水分を残したままアルミホイルで包み、オーブンや魚焼きグリルなどで焼くとよいでしょう。焼き時間は30~60分ほどを目安に、太さに応じて調整してください。安納いもの焼き芋を冷やして食べても美味です。
安納いもの旬(出回り時期)
安納芋は一般的に9月から12月頃に収穫され、約1か月ほど貯蔵し、熟成させてから出荷されます。