辛み大根 だいこん ダイコン 大根

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  • ねずみ大根

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    辛味大根

基礎データ DATA

  • 小ぶりで辛味の強い大根

辛み大根の特徴

ねずみ大根

「辛み大根」はその名の通り、通常より辛味が強い大根です。基本的に長さは10~20cmと小ぶりでふっくらとしていて、水分が少なく肉質はややかため。大根おろしにして食べるのが一般的で、そばや焼き魚などの薬味に使うと、ピリっとした辛さで風味が引き立ちます。

流通量は少ないですが周年出回っていて、地方には個性的な在来種もあります。長野県埴科郡坂城町で栽培されているのは、「ねずみ大根」と「中之条大根」という2つの辛み大根です。どちらも短い下ぶくれ型で、うどんやそばの薬味に最適。両者の由来ははっきりとわかりませんが、これらは同じ系統ともいわれています。

また、長野県下伊那郡下條村で栽培される「親田辛味大根」は、かぶのような丸い形をしています。直径8cm前後で白と赤の2系統があり、辛さの中に甘味も感じられるのが特徴です。

そして京都府の「辛みだいこん」も丸形で、直径が3~5㎝ほどと小型。水分が極めて少ないため、そばの薬味にしたときに、大根の水分でつゆを薄めたり濁らせたりしないのが特徴です。

辛み大根の選び方(見分け方)

ねずみ大根

皮に張りがあり、手に持ったときに重さを感じるものがおすすめです。葉付きの場合は、葉のみずみずしさもチェック。できるだけ新鮮さを感じるものを選びましょう。

辛み大根の保存方法

新聞紙などに包んで冷暗所で保存します。気温が高い時期はさらにポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。カットしたものはラップでぴったり包んで冷蔵庫へ。

辛み大根の食べ方

ねずみ大根

辛み大根は大根おろしで食べるのがおすすめです。大根の辛味は「イソチオシアネート」という成分によるもので、これは細胞が破壊されたときに起こる化学反応によって生まれます。そのため繊維を断ち切るような感じでおろし金にあてておろすのがポイント。また、辛味成分は皮の近くに多く含まれるので、辛さをしっかり味わいたいなら、皮付きのままおろすとよいでしょう。

大根おろしは、そばやうどんの薬味に最適ですが、冷たい麺だけでなく温かいそばやうどんにも合います。また、煮物の仕上げにたっぷりの大根おろしを投入する「みぞれ煮」もおすすめ。冬場に食べると体の中からポカポカと温まります。

量が多くて食べ切れないときは、普通の大根のように加熱して食べることもできます。米のとぎ汁で下ゆでしてから煮物にすると辛さがやわらぎます。

辛み大根の旬(出回り時期)

辛味大根のシーズンは秋から冬です。

野菜写真

辛み大根の写真

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