チンゲンサイ 青梗菜 Qinggengcai

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基礎データ DATA

チンゲンサイの旬(出回り時期)

※これはチンゲンサイの出回り量の割合をグラフ化したものです。農林水産省統計 年間卸売総量(2015年)を参考にしています

チンゲンサイの概要

チンゲンサイ(成長途中)

大きなスプーンが重なったような形の「チンゲンサイ」は、中国野菜の1つです。淡緑色の茎は幅が広くて厚みがあり、大きめの葉は緑色で丸みを帯びています。加熱するとまろやかな甘味とシャキシャキ食があり、炒め物やスープなどさまざまな料理に使われています。周年出回っていますが、秋から冬が旬です。

チンゲンサイは漢字で「青梗菜」と書きますが、これは梗(軸・茎)が青い菜という意味があります。

チンゲンサイの歴史

軸が青いものはチンゲンサイ 軸が白いものはパクチョイ

中国の華中・華南地域が原産地と考えられています。アブラナ科の原種は地中海沿岸が原産地とされていますが、そこから分化した植物が中国に伝わり、華中・華南地域で発達し、チンゲンサイが誕生して根付いたとの推測です。チンゲンサイは結球しないツケナ類「小白菜」に分類され、小白菜は中国では古くから食べられていました。

日本へやってきたのは1972年の日中国交回復以降です。当時、いろいろな中国野菜が入ってきましたが、中でもチンゲンサイは味や食感が日本人の好みに合い人気を得ました。

その際に、軸の色が青いものと白いものの2種類があり、それぞれ「青茎(青軸)パクチョイ」、「白茎(白軸)パクチョイ」などと呼んでいました。しかし表記名をはっきりさせようということになり、のちに軸が青いものは「チンゲンサイ(青梗菜)」、白いものは「パクチョイ」に統一されました。

チンゲンサイの見分け方(選び方)

見分け方

茎(葉柄)の幅が広くて肉厚で、きれいな淡緑色のもの。また根元にかけて丸みがありツヤがあるものを選びましょう。葉は緑色でみずみずしく、張りのあるものが良品です。変色や枯れなどがないかも要チェックです。

チンゲンサイの保存方法

ラップに包むか、湿らせた新聞紙で包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。葉物野菜の中では日持ちするほうですが、5日くらいを目安にしましょう。長期保存の場合は軽くゆでてしっかり水を切り、小分けして冷凍します。

チンゲンサイの食べ方

炒め物、煮物、お浸し、スープなど

おもに中華料理に使われ、炒め物やクリーム煮、あんかけなどに適しています。高温でサッと炒めると色鮮やかで食感もよく仕上がります。加熱するときは、厚い軸の部分を先に火に通し、あとから葉の部分を加えましょう。

チンゲンサイの栄養と効能

ゆで:βカロテン当量(2600mcg)、ビタミンK(120mcg)、カリウム(250mg)、カルシウム(120mg)

期待される効能

風邪予防、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防、がん予防、骨粗鬆症

チンゲンサイは、体内で必要な量だけビタミンAに変換されるβカロテンを豊富に含んでいます。抗酸化作用のあるビタミンCも入っているので、これらの相乗効果で免疫力を高めたり、風邪やがんの予防などに効果が期待できます。βカロテンは油と一緒に摂ると吸収が高まるので、炒め物にすると効果的です。

また血圧の上昇を抑制する作用があるカリウムや、骨を丈夫にするカルシウム、止血作用のあるビタミンKなども含まれています。

チンゲンサイの種類

チンゲンサイ

チンゲンサイ

一般的なチンゲンサイ。20cm〜25cmくらいの長さで葉は丸みがあり茎は肉厚で幅広く、シャキシャキとした食感があります。おもに中華料理に使用され、炒め物やスープ、煮物など幅広い調理法に使えます。とくに明記されることはありませんが、「青美」や「冬賞味」といった品種があります。

ミニチンゲンサイ

ミニチンゲンサイ

長さが10〜15cmほどの小さなチンゲンサイ。見た目は普通のチンゲンサイと同じですが葉も茎もやわらかめで、株のまま丸ごと調理することも可能です。青果店ではあまり見かけませんが、約30日で収穫できるため家庭菜園用として人気があります。

パクチョイ

パクチョイ

チンゲンサイと同様の形をしていて茎の部分が白いのが特徴です。チンゲンサイと同じ種の野菜でクセがなくて食べやすく、サッと炒めるとやわらかくてシャキシャキした食感が楽しめます。チンゲンサイと同様、炒め物やスープ、煮物などいろいろな料理に使えます。

各地の年間収穫量 チンゲンサイ

円グラフと下表の割合(%)が違うときは?

上の円グラフの割合(%)と下の表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

下の表は出典である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算したものです。

上の円グラフも農林水産省のデータですが、こちらは全国ではなく主要生産地のみのデータなので、値が公表されていない都道府県は含まれていません。

出典:農林水産省統計

2013年のチンゲンサイの出荷量のうち最も多いのは茨城県で、約1万1,600トンを出荷しています。2位は約7,350トンを出荷している静岡県、3位は約2,920トンを出荷している愛知県です。

栽培面積・収穫量の推移

出典:農林水産省統計

2013年のチンゲンサイの栽培面積は約2,380ヘクタール。収穫量は約4万7,000トンで、出荷量は約4万1,200トンです。

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