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基礎データ DATA

  • 一般的に流通している首の部分が緑色の大根

青首大根の特徴

葉付き大根 耐病総太り

現在流通している大根の多くを占めているのが「青首大根」です。上部が淡い緑色になっていて、形はふっくらとした円筒形。水分が多くて甘味があり、生食でも加熱調理にも利用できるのが魅力です。青首の部分は、生長過程で地上部にせり出した部分に日光があたり、葉緑体ができることで緑色になります。

青首大根にはいろいろな品種がありますが、これらの多くは「宮重」という青首大根がルーツとされています。宮重は江戸時代から栽培されていた青首大根で、昭和20年代までは広く普及していました。しかし、病気に弱いなどの問題があり、より作りやすい白首大根にシェアを奪われて宮重の生産量は減少していきます。

ところが昭和49年に登場した「耐病総太り」という一代雑種(F1)によって、青首大根の時代が復活します。耐病総太りは、宮重大根の弱点であった病気への抵抗力やス入りなどの問題を改良した品種です。栽培がしやすく、宮重大根の長所であるなめらかな肉質や甘味も兼ね備えていることから、急速にシェアを拡大しました。その後も宮重系統の品種が多数育成され、今では大根といえば青首大根というほど定着しています。

青首大根の選び方(見分け方)

青首大根

皮がピンと張っていてつややかで、ひげ根が比較的均一に並んでいるものがよいでしょう。また手で持ってみて、しっかりと重量感を感じるかもポイントです。

葉付きの場合は、葉が青々としていて変色していないかをチェック。葉が切り落とされている場合は、葉の切り口が乾き過ぎていたり、新たな葉が生じているものは避けたほうがよいでしょう。カット大根は、断面にみずみずしさが感じられるかを確認します。

青首大根の保存方法

新聞紙で包んで冷暗所に置くか、ラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。葉付きのものを購入した場合は、早めに葉を切り落としましょう。そのままだと葉に大根の水分を奪われてしまいます。

大量に手に入った場合は、切り干し大根など乾燥野菜にすると長期保存ができます。

青首大根の食べ方

青首大根

青首大根は、大根おろしやサラダ、漬け物などの生食のほか、ふろふき大根やおでん、炊き合わせなどの煮物まで幅広く活用できます。豚肉と一緒に炒めて濃い目の味付けにしてもよいでしょう。

青首大根は下部になるにつれて辛味が増します。辛い大根おろしが苦手だったりサラダなどにするなら、上部の緑色の部分がおすすめ。煮物には適度なかたさの中央部がよく、根の先端近くは少しピリッとした大根おろしに適しています。

むいた皮は、炒めてきんぴらにしたり、切り干し大根などに利用できます。

青首大根の旬(出回り時期)

青首大根は周年出回っていますが、収穫量が多めなのは秋頃です。

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