赤かぶ かぶ カブ 蕪
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基礎データ DATA
- 皮が赤色や赤紫色をしたかぶ
赤かぶの特徴
「赤かぶ」は皮が赤~赤紫色をしたかぶの総称です。皮の上部だけが赤いものや、全体が濃い紅色のもの、葉まで赤く染まるものなどタイプはさまざま。形も扁球形や円錐形、勾玉状になっているものなど多彩です。果肉は基本的に白色で、中にはうっすらと赤味が入るものもあります。おもに漬け物に利用され、シャキシャキとした食感と風味が楽しめます。なお皮の紅色はアントシアニンによるものです。
赤かぶは伝統野菜としても種類が多く、山形県の「温海(あつみ)かぶ」や、滋賀県の「万木(ゆるぎ)かぶ」、岐阜県の「飛騨紅かぶ」などのほか、島根県の「津田かぶ」、北海道の「大野紅かぶ」、長崎県の「長崎赤かぶ」、青森県の「筒井紅かぶ」など全国各地で古くから食べられています。
品種改良されたものとしては、葉柄も赤くなる「恵星紅(けいせいべに)」や、生育が早く病気に強い「CR紅てまり」、多汁でサラダに適した「もものすけ」などがあります。恵星紅は大野紅かぶ系で、やわらかい果肉は緻密で漬け物に最適。CR紅てまりも歯触り良好で漬け物に向きます。
ちなみに「ラディッシュ」は赤かぶと思われがちですが、かぶではなく大根の仲間です。
赤かぶの選び方(見分け方)
皮が鮮やかな赤色に染まっていて張りがあり、持ったときに重みを感じるものがよいでしょう。表面に傷がないか、葉がしおれていたり変色したりしていないかなども確認します。
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赤かぶの保存方法
かぶは葉付きのまま置いておくと葉に水分を奪われます。入手したら早めに葉を切り分けるのが基本です。それぞれラップなどで包んで野菜室で保存し、かぶは5日程度を目安に、葉は2日ほどで使い切りましょう。
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赤かぶの食べ方
赤かぶは、おもにぬか漬けや甘酢漬け、浅漬けなどに利用されます。果肉がやわらかい品種や小さな赤かぶはサラダにしてもよいでしょう。いずれも皮ごと利用すると彩りが楽しめます。
葉もかぶと一緒に漬け物にしたり、味噌汁やスープに活用できます。
赤かぶの旬(出回り時期)
赤かぶがおいしい時期は秋から冬にかけてです。