山東菜 白菜 はくさい ハクサイ
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基礎データ DATA
- 生い立ち:中国から導入
山東菜の特徴
「山東菜」は「さんとうさい」または「さんとうな」と呼ばれるアブラナ科の野菜です。中国の山東省が原産で、日本では明治時代初期に中国から導入したのが始まりといわれます。
外観は一見すると白菜に似ていますが、上部が結球せずに広がっているのが特徴。また、白菜よりも大型で、大きなものは重さが3~6kgにもなります。
葉は肉厚で水分を多く含んでいて、漬け物の利用に最適。また煮込むと食感がやわらかくなりますが、白菜に比べて煮崩れしやすいので要注意です。収穫時期は11月下旬から1月頃で、関東地方で多く栽培されています。
また、山東菜を大きく育てず、小さい内に収穫することもあります。関東地方では「べか菜(東京べか菜)」とも呼ばれ、小松菜やほうれん草のように束にして売られています。こちらは1年を通して栽培が可能です。
山東菜の選び方(見分け方)
山東菜は葉がしっかりと詰まっていて、なるべく張りのあるものを選びます。また、切り口が小さめで、ずっしりと重さのあるものがよいでしょう。
カットしたものは、なるべく断面が平らなものがおすすめです。断面が盛り上がっているものは切ってから時間が経っています。
小さい山東菜(べか菜)は、葉がきれいな緑色でみずみずしく、葉先までピンとしているかどうかを確認します。
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山東菜の保存方法
乾燥しないよう新聞紙で包んで冷暗所で保存します。丸ごとのものは日持ちしますが、なるべく早く調理しましょう。
小さい山東菜(べか菜)は新聞紙などで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存し、早めに消費します。
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山東菜の食べ方
大きな山東菜は漬け物に利用されることが多いですが、普通の白菜のように煮物や炒め物、お鍋などにも利用できます。加熱する場合は煮崩れしやすいので気をつけましょう。
山東菜を漬け物にする際には、水洗いして1株を縦に6~8等分にカット。半日ほど天日干しし、塩を振りながら昆布、鷹の爪、ゆずなどを加えて漬物容器に山東菜を並べていきます。落し蓋をして水が出てきたら重石を軽くし、2~3日ほど漬ければ出来上がりです。
小さい山東菜(べか菜)は、お浸しやみそ汁にしたり、さっと炒めてもおいしく食べられます。
山東菜の旬(出回り時期)
山東菜は周年出回っていますが、3月頃から出荷量が増え、12月頃にピークを迎えます。
参考:東京都中央卸売市場
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