ゴーヤ 苦瓜 Bitter melon

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基礎データ DATA

ゴーヤの概要

ゴーヤ(収穫前) ゴーヤの雌花

イボに覆われ、少し苦味のある野菜「ゴーヤ」。ゴーヤというのは沖縄県で使われている呼び名で、和名は「ツルレイシ(蔓茘枝)」または「ニガウリ(苦瓜)」といいます。沖縄や九州南部では昔から食べられていましたが、全国に普及したのは1990年代になってからです。以来、ゴーヤという呼び名が定着しました。今ではエコ対策の緑のカーテンとしても人気です。

ゴーヤは緑色のものが一般的ですが、これは未熟な状態で収穫したもの。収穫せずに放っておくと皮が黄色くなり、さらに熟すと皮が破れて中の種が飛び出します。この種は真っ赤なゼリーで覆われていて、ゼリーには甘みがあります。

なおゴーヤは「ゴーヤー」という表記もあり、沖縄県ではゴーヤーと語尾を伸ばすほうが正しいようです。当サイトでは本土で表記されることが多い「ゴーヤ」の名前で紹介しています。

ゴーヤの歴史

ゴーヤの葉

ゴーヤは東インドや東南アジアが原産地といわれています。いつ頃に誕生したのかは不明ですが、15~16世紀頃に中国へ伝わり、日本へは16世紀頃に中国から伝来したと考えられています。

かつては沖縄県や九州の南の地域で食べられていましたが、1993年に沖縄県の果物や野菜が県外に出荷されるようになり、全国に普及。栄養価の高さに加えて沖縄料理のブームが後押しし、夏に人気の野菜になりました。

ゴーヤの見分け方(選び方)

見分け方 イボがつぶれていたり、先端が枯れていたり、傷のあるものは避けましょう

イボがすき間なくぎっしり詰まっていてほどよい弾力があり、みずみずしいものが新鮮です。イボがつぶれていたり、先端が枯れていたり、傷のあるものは避けましょう。

濃い緑色のものが良品とされますが、色が濃いと苦味が強い傾向にあるといわれています。苦味が苦手な人は、薄い緑色のものを選ぶとよいでしょう。また一説には、イボの大きさは小さいほうが苦味があり、大きいほうが少ないといわれます。

ゴーヤの保存方法

まるごとの場合は新聞紙に包んでポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存。2~3日を目安に使用しましょう。ゴーヤは種の部分から傷むので、カットしてワタと種を取り出し、ラップで包んでから冷蔵保存しておくと少し日持ちがよくなります。

長期保存したいときは、ワタと種を取り除き、薄くスライスして保存用袋に入れて冷凍しましょう。1ヶ月程度は保存できます。また冷凍する際には、塩をまぶしたり、塩もみ後に湯通しするなど下ごしらえしてからでもかまいません。ただ、湯通しをしたら、しっかり水気を切ってから保存しましょう。

ゴーヤの食べ方

炒め物、お浸し、酢の物、漬け物、揚げ物など

調理する際は、縦にカットして中の白いワタと種をスプーンで取り除きます。ワタには苦味があるので、苦味を減らしたい場合はしっかりこそぎ落としましょう。また厚めに切ると苦味を感じやすいので、スライスするときは2~3mm程度にするのがベターです。

それでも苦味が気になる場合は、水でさらしたり、塩もみをしてお湯でさっとゆでると苦味が減ることがあります。ただしゆですぎると栄養が流失するので要注意。塩もみをするときは、水分がぬけないようひとつまみ程度にしておきましょう。また加熱しすぎるとゴーヤ独特の食感が薄れるので、炒めるときは手早く行うのがポイントです。

ゴーヤの栄養と効能

生:ビタミンC(76mg)、βカロテン当量(210mcg)、カリウム(260mg)

注目成分

モモルデシン

期待される効能

風邪予防、がん予防、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防

ゴーヤに含まれるビタミンCは、加熱しても破壊されにくいのがポイントです。抗酸化作用のあるβカロテンも含まれているので、ビタミンCとの相乗効果で風邪予防やがん予防、美容効果などに期待ができます。血圧の上昇を抑制するカリウムも含まれています。

ゴーヤの苦味成分はククルビタシン類の一種「モモルデシン」によるものです。モモルデシンには血圧や血糖値を下げる効果や食欲増進作用があるといわれ、夏バテ予防に効果が期待できます。

ゴーヤの種類

ゴーヤ(苦瓜)

ゴーヤ(苦瓜)

一般的なゴーヤ。歯ごたえがよく独特の苦味があり、炒め物やお浸しなどに使われます。ゴーヤは大きさによって短果種(20〜25cm程度)、中長種(25〜30cm程度)、大長種(30〜40cm程度)に大別されます。短果種には「沖縄あばし苦瓜」という苦味の比較的少ない品種があり、中長種には「沖縄中長苦瓜」、大長種には細長くて苦味の強い「さつま大長苦瓜」といった品種があります。ただし、店頭で品種名が記載されることはほとんどありません。このほかにも明記されませんが「力交5号」「宮崎こいみどり」「群星」「汐風」などさまざまな品種があります。

白ゴーヤ

白ゴーヤ

皮の色が白くてイボは少し丸みがあり、苦味がやや少なめでサラダなどの生食にも使用できます。店頭では明記されませんが「しろにがくん」や「純白苦瓜」「白大長れいし」などの品種があります。しろにがくんは16cmくらいの大きさでふっくらとした形。純白苦瓜は20cmほどで苦味が少なく肉厚で、白大長れいしは淡緑色で細長く35〜40cmくらいになります。

なめらかゴーヤ

なめらかゴーヤ

イボの凹凸があまりなく果皮がなめらかな苦瓜。苦味は一般的なゴーヤに比べて少なくて食べやすい品種です。サイズは25cmほどで果皮の緑色は薄め。見た目のインパクトはありますが、青果売り場で見かけることはほとんどありません。

ミニゴーヤ

ミニゴーヤ

長さが10〜15cmほどのお手軽サイズのゴーヤ。青果店でもときどき見かけるようになりました。味は普通のゴーヤと変わりませんが、苦味は少なめです。ただし長さ5cmほどの「すずめミニ苦瓜」という在来種のように苦味がとても強いものもあります。

各地の年間収穫量 ゴーヤ

円グラフと下表の割合(%)が違うときは?

上の円グラフの割合(%)と下の表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

下の表は出典である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算したものです。

上の円グラフも農林水産省のデータですが、こちらは全国ではなく主要生産地のみのデータなので、値が公表されていない都道府県は含まれていません。

出典:農林水産省統計

2010年のゴーヤの出荷量のうち最も多いのは沖縄県で、約6,405トンを出荷しています。2位は約3,072トンを出荷している宮崎県、3位は約2,898トンを出荷している鹿児島県です。

栽培面積・収穫量の推移

出典:農林水産省統計

2010年のゴーヤの栽培面積は約937ヘクタール。収穫量は約2万3,281トンで、出荷量は約2万789トンです。

野菜写真

ゴーヤの写真

野菜写真

ゴーヤの写真はこちらのページでも見られます。現在ゴーヤの写真を58枚掲載中です

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