延命楽 食用菊 ショクヨウギク 料理菊
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基礎データ DATA
- 生い立ち:古くから東北地方で栽培
延命楽の特徴
「延命楽(えんめいらく)」は、山形県を中心に新潟県や秋田県などで栽培されている食用菊です。紫がかった桃色をしていて、花びらが筒のように丸みを帯びているのが特徴。延命楽には別名が多く、山形県では「もってのほか」や「もって菊」、新潟県では「思いのほか(おもいのほか)」や「かきのもと」など、地域によって呼び方はさまざまです。
食用に利用するのは花びらの部分。食べ方としてはお浸しや和え物などに利用されることが多く、香りがよくてシャキシャキとした食感です。ほのかな甘味があり、苦味は感じません。
旬は10月から11月頃。早い時期に収穫できる早生種や、色の濃いものなど、系統によって多少の違いがあります。
延命楽の選び方(見分け方)
全体が色鮮やかで花びらがピンとしていて、みずみずしいものが良品です。花びらがしおれていたり、枯れているものは避けましょう。
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延命楽の保存方法
乾燥しないようにラップで包むかポリ袋に入れるなどして、冷蔵庫の野菜室で保存します。数日は持ちしますが、なるべく早めに消費しましょう。
冷凍すれば長期保存が可能です。花びらをさっとゆでてからしっかりと水気を切り、保存用袋に入れて冷凍庫へ。また、生のまま少量の酢を混ぜて冷凍するという方法もあります。いずれもラップで小分けにしてから冷凍すると、使うときに便利です。
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延命楽の食べ方
食用菊の延命楽は、酢の物やお浸し、和え物などに使うのが一般的です。また、ちらし寿司やサラダなどにも使えます。
下処理としては、まず水洗いしてから花びらをガクから引き抜いて、さっとゆでます。その際、お湯に少量の酢を入れると、花色が鮮やかなピンク色に仕上がります。あとは冷水につけて熱を取り、水気を切って味付けをします。
延命楽の旬(出回り時期)
延命楽(もってのほか)は10月から11月頃に出荷量が多くなります。