九条ねぎ ねぎ ネギ 葱
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基礎データ DATA
- 生い立ち:京都府で古くから栽培
九条ねぎの特徴
「九条ねぎ」は青ねぎの代表的な品種のひとつで、京都の伝統野菜としても知られています。白い部分が短めで緑の部分が長く、全体的にやわらかいのが特徴です。
歴史は古く、奈良時代から栽培されていたともいわれています。明治~大正時代までは京都市内の九条地域がおもな生産地でしたが、現在は他府県で栽培されたものも九条ねぎの名前で売られています。
種類としては「九条細ねぎ」と「九条太ねぎ」の2つの系統に大別されます。九条細ねぎは「浅黄系」とも呼ばれ、薬味や焼きねぎに最適。長さは約60~70cmで、小ねぎとして利用する場合は30~40cm程度で収穫します。
一方、九条太ねぎは1m近くまで大きくなり、葉は濃い緑色でやや太く、白い部分も長めです。葉先までやわらかく、薬味としてだけでなく炒め物や鍋物にも向きます。旬は冬で、寒さによって特有の甘味とゼリー状のぬめりが増します。
九条ねぎの選び方(見分け方)
葉がみずみずしく青々としていて、白い部分が締まったものが良品です。また全体的に張りがあり、折れ曲がっていないものを選びましょう。
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九条ねぎの保存方法
乾燥を防止するため、ねぎ全体を新聞紙で包み、冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。冷蔵保存の場合はさらにポリ袋に入れるとよいでしょう。また、可能であれば立てた状態で保存するのがベスト。泥付きのものは、泥を落とさずに新聞紙で包んで涼しい場所で保存します。
使い切れない場合は、小口切りなどにカットして冷凍しておくと、必要なときに手軽に使えて便利です。しっかり水気をふき取ってラップで小分けし、さらに保存用袋に入れておきます。
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九条ねぎの食べ方
九条ねぎは、葉先から白い部分までおいしく食べられます。細ねぎは小口切りやみじん切りにして薬味として使うほか、「ぬた」などの和え物にしても美味。また太ねぎは鍋料理やすき焼きなどにもおすすめです。加熱すると甘味とうまみが出て、とろりとした食感になります。
九条ねぎの旬(出回り時期)
九条ねぎ周年出回っていますが、本来の旬は冬です。