セルバチコの特徴

「セルバチコ（セルバーティカ）」は「ワイルドルッコラ」や「ワイルドロケット」ともいわれるイタリア野菜です。ごまのような香りがして、ほのかに辛味と苦味もあり「ルッコラ」に似た味わい。ただし風味はセルバチコのほうが強めで、少し野生味を感じさせます。

また、ルッコラの葉は切れ込みがあまり目立ちませんが、セルバチコは「水菜」のように切れ込みが深いのが特徴。花の色もルッコラは白花で、セルバチコは黄花です。さらにルッコラが一年草なのに対して、セルバチコは宿根草（多年草）というのも相違点のひとつ。セルバチコは一度植えれば、株が元気な間は何年も収穫することができます。

収穫時期は初夏から晩秋頃。セルバチコの知名度はまだ低く生産量も少ないですが、水耕栽培などで作られたものが出荷されています。

セルバチコの選び方（見分け方）

葉に張りがあり、葉先がピンとしていて茎が折れていないものを選びます。葉先が縮れていたり、切り口が変色したりしているものは鮮度が落ちています。

セルバチコの保存方法

キッチンペーパーなどで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れておきます。その際、キッチンペーパーを軽く湿らせおくと、より乾燥防止になります。

セルバチコの食べ方

扱い方はルッコラと同様で、生のままサラダに使うのはもちろん、パスタやピザのトッピングなどにも使えます。ルッコラより風味が強いので、サラダにする場合はほかのレタス類と混ぜたり、チーズや生ハムなどと合わせてもよいでしょう。

また、炒め物に利用することも可能です。加熱することで、特有の辛味や苦味が和らいで食べやすくなります。

セルバチコの旬（出回り時期）

セルバチコが多く収穫される時期は初夏から晩秋にかけてです。

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