チンゲンサイ 青冴(あおさえ)
登録日:2023年4月30日
青冴(あおさえ)
これは「青冴」という品種のチンゲン菜です。チンゲン菜は店頭ではたんに「チンゲンサイ」として売られていて、品種名まで表示していることはほぼありません。それが今回は珍しく品種が明記されていたので購入してみることにしました。
調べてみたところ、青冴はサカタのタネが育成したもので、発表されたのは2005年(平成17年)。葉柄(薄い色の軸の部分)がツヤツヤとしていて見栄えがよく、葉は肉厚で幅広なことが特徴となっています。またクセがなくて歯切れがよいため、サラダ感覚で生食も可能とのことです。
ん? 生のままサラダに!? チンゲン菜は炒めたりゆでたりするのが一般的で、生のままサラダにするというのはあまり聞きません。間引きしたものやミニチンゲンサイならイメージできますが、普通のちんげん菜でも生でおいしく食べられるのでしょうか。
この青冴は草丈が18~20cmほどの中サイズで、根元は張りがありふっくらとした形です。さっそく1枚はがして生のままかじってみたところ、色の薄い軸の部分はサクッとした食感でみずみずしさがありますが、濃い緑色の部分は青っぽさを感じます。うーむ。このままサラダにしてパクパクいく感じではありません……。
ということで、結局炒めることにしました。にんにく風味のピリ辛中華炒めにしたのですが、じっくり炒めてもシャキッとした歯ごたえが残っていて風味もよくとても美味。生食可能な特徴を生かして軽くサッと炒める程度でもいいかもしれませんが、しっかり加熱しても甘味がよく出ておいしく感じました。
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