三峰いんげん（大滝いんげん）

「三峰いんげん」という豆を購入しました。初めて知った名前ですが、埼玉県秩父市で古くから栽培されている在来種だそうで、さやいんげんとして食べたり、成熟させて豆を取ることもできる大型のいんげんまめになります。

見た目は「モロッコいんげん」を少し小さくした感じで、さやが平たくて大きいのが特徴。またスジがほとんどなく豆に甘味があり、さやごと食べてもやわらかいことが魅力となっています。

ただ、なにやら三峰いんげんという名前はかつての呼び名で、最近は「大滝いんげん」と呼ばれているのだとか。今回なぜ三峰いんげんとして販売されていたのかは不明ですが、いずれにしても秩父市の大滝地区に伝わる伝統野菜です。

さて、この三峰いんげんは長さが11～12cmほどで、幅は1.5cmほどでした。さやいんげん用として若採りしたもので、全体が濃い緑色をしています。さっそくゆでてそのまま食べてみたところ、本当にやわらかく口当たりがマイルドです。

これをごま和えにして味わうと、豆の味が濃くて風味もよく非常に美味。ソフトなのに歯ごたえも残っていて、いんげんの香りもふわりと漂います。見た目はかたそうに思えますが食味がよく、一般的なさやいんげんとはひと味違うおいしさが楽しめました。

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