さつまいも ベニアズマ(紅あずま)

登録日:2020年10月4日

ベニアズマ(紅あずま)

ベニアズマ(紅あずま)

今回購入したのは、さつまいもの代表品種の1つ「ベニアズマ(紅あずま)」。ホクホクとした食感で甘味が強く、長年にわたって親しまれている品種です。ベニアズマが命名登録されたのは1984年(昭和59年)で、「関東85号」×「コガネセンガン」を両親として農業研究センターで育成されました。

ベニアズマ(紅あずま)

ちなみに、さつまいもはほかに「鳴門金時」や「安納いも」などいろいろありますが、ベニアズマはおもに関東地方で多く栽培されています。一方、鳴門金時は西日本、安納いもは鹿児島県で多く見られる品種です。

ベニアズマ(紅あずま)

ベニアズマは基本的に粉質で、貯蔵することで糖度が増し、しっとり感も出てきます。収穫は9月下旬頃から行われるので、今がまさに旬の時期。芋掘りの場合、収穫してすぐに食べてもおいしいですが、寝かせたほうが糖度がアップするので、涼しい場所で数日保存するのがおすすめです。

ベニアズマ(紅あずま)

このベニアズマは明るい赤紫色で、果皮に傷もなくきれいな紡錘形をしています。2本入りだったので1本をふかし芋、もう1本を大学芋にして食べました。ふかし芋は輪切りにして2~3回水に浸けてから蒸し器に投入。蒸しあがると甘い香りが漂い、ベニアズマのほっくりとした期待通りの甘味が楽しめました。

ベニアズマ(紅あずま)

大学芋は甘い蜜をからめているので、糖分を欲しているときに最適。2切ほど食べると充足感が得られます。表面のカリッとした歯ごたえと、おいものやわらかい口当たりがじつに美味でした。

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