さつまいも 蔓無源氏(つるなしげんじ)
登録日:2017年2月23日
蔓無源氏(つるなしげんじ)
これは「蔓無源氏(つるなしげんじ)」というさつまいもです。鹿児島県で明治時代から栽培されている品種で、昭和初期まで多く生産されていました。しかし戦後に「高系14号」など収量の多い品種に移行したため、蔓無源氏の生産量は減少。一時は消滅しかけましたが、復活させて、現在は大切に育てられているそうです。
皮は紫色で果肉は淡いオレンジ色。おもに焼酎の原料として利用されていますが、普通に食用としても甘味があっておいしく、見た目は「安納いも(安納紅)」に似ています。
この蔓無源氏はふかして食べました。加熱すると果肉が濃い黄色になり、しっとりとした食感。甘味がしっかりあって風味がよく、食べた感じも少し安納芋を思わせます。本当は時間をかけて焼き芋にすると美味らしいのですが、ふかしただけでも十分おいしかったです。
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